暴風雨を生じせしめる低気圧は、当地区を遠慮して北上したようです。穏やかな夜間から朝です。しかし、今朝は10cmほどの湿った雪です。即、除雪します。朝の早い齢(よわい)になっています。沐浴前のまだ暗いうちからです。


工房では「額立て」をつくっているところです。正式な呼称は曖昧(あいまい)ですが、「額のスタンド」です。形状は、「皿立て」をヒントにしています。何となくクラシックな雰囲気を醸(かも)し出すところに惹かれたのです。材料はプラムです。10架分を準備しています。


今日は愈々(いよいよ)仮組みです。当初、1架も10架も、つくるに要する時間は同じようなものだ、と思っていました。

確かに、まとめてつくる場合は、機器の定規(じょうぎ)の設定は一度だけです。設定に要する時間は短縮される筈です。しかし、流石(さすが)に組立て近くになると、当初のスピードに息切れが生じ出してきます。

ホゾ(枘)とホゾ穴は加工済みです。しかし、実際に嵌め込んでみると様々な事情があるものです。定規やジグ(jig)を使って加工はしたものの、微かな誤差があるものです。スライド丸鋸(まるのこ)への力の加え方によっても、カットされる位置が微かに変化するようでもあります。定規が全てでは無い世界です。

頓珍漢な話ですが、昔、友人が、『絶対的な同時性は存在しない。』と言っていたことがありました。よく解らないのですがアインシュタインの相対性理論の中に出てくるのだそうです。今回のような矛盾に出会うと、つい、そのことを思い出します。自分の拙(つたな)さを棚にあげて、です。


ホゾ穴は1ヶ所ずつチェックします。全部で100ヶ所ほどです。その穴にホゾがしっかり嵌(は)まることを確認するのが仮組みの目的といえそうです。

謂わば、矛盾を発見するための工程です。くどいようですが、調理の世界では「吟味(ぎんみ)」にあたるものです。糊(のり)を使った本組は、それらを確認した後になります。


年度末です。学校では春休みを迎えるようです。この期間にさまざまな試合が続きます。明日は、稽古にお邪魔するつもりです。IK氏の要請です。

2014/03/14(金) 18:44