朝、2cmほどの積雪があります。このところずっと良い天気であったことから、春ではないか、と思いたくなっていました。しかし、やはり、冬であったことを思い知らされます。

路面はツルンツルンです。やはり、昨日、大きい交通事故があります。スリップによります。一昨日、この日記で紹介したトンネルの出口です。

どういう訳か、その場所だけが周囲よりも2~3℃低いのです。牛乳配達等、朝の仕事の皆さんの多くはそのことを知っています。そして、その場所だけ?は徐行しているようです。しかし、一般の皆さんにも、大きい立て看板等で注意を促す必要はあります。ここ何十年も、毎年のように大きい事故がおきているのです。権限を持っていそうな、そしてフットワークの良い町会の皆さんにお願いするつもりでいます。


工房では「蒔絵(まきえ)」の練習です。昨日、「打ち出の小槌(こづち)」を題材にして金粉(偽物の金です)を蒔いています。今朝、それを明確化させます。方法は、単に、筆でなぞるだけです。その後、薄い漆で覆ってやります。丁度、「拭漆(ふきうるし)」に似ています。明日までを要して、漆の乾きを待ちます。


「蒔絵」の出来不出来は、絵自体の巧拙(こうせつ)に負うところが大きいようです。最も不得意な世界です。今回の1作目の「打ち出の小槌」も悩むこと頻(しき)りです。自分で使う分には妥協できても、他へのプレゼントとしては二の足を踏みたくなるのです。

今日は、もっと簡単な題材を考えます。いくつかを紙に書いてみます。丁子(ちょうじ・Clove)、鉞(まさかり)、琴柱(ことじ)、車輪、帆船等です。昔からの憧(あこ)れの図柄です。その中の帆船(はんせん)を選択します。風を帆(ほ)に受けて進む船です。6000年の歴史があるとされています。ロマンを感じさせてくれます。

その「帆船」を、「打ち出の小槌」と同じように「蒔絵」にします。しかし、やってみると結果は同じようです。よく解りませんが、線に勢いが無い所為のようです。腕ではなく、おそらく、筆のレベルの作用のようです。実は、現在使っている筆は1本20円です。もう少しバージョンアップすることで、もう少し満足することができそうです。


話は飛びますが『弘法筆を選ばず。』の諺(ことわざ)があります。この意味を、『弘法大師はどんな筆でも立派に書ける。』としているのが一般的です。

この「どんな筆」を「どんな悪い筆でも」と意訳し、「下手(へた)な者が道具や材料の所為(せい)にするのを戒(いまし)める言葉」とされています。

しかし、本来の意味は違っているようです。「どんな」というのは「品質の良し悪し」ではなく「毛の硬軟等の種類」と考えるのが正しいようです。穂先の無い太い筆で、細い文字を書くことは不可能なのです。

何(いづ)れにしても、前作同様、不満足であればやり直しは可能です。取り敢えずの前進です。



2014/03/04(火) 15:57