
早朝はカラリと乾燥しています。沐浴に足駄(あしだ・歯の高い下駄)で出かけます。途中出会ったご婦人から『良い音ですね。』と声をかけられます。雪の日には履けない足駄です。数か月ぶりでした。しかし、気温は低く、その後、モサモサと降り出します。
昨日が、3月第一週の日曜日です。アカディミー賞授賞式の日でした。昼、その状況が放映されます。やはり見入ってしまいます。司会のエレンが頑張っています。ピザパイの出前もあります。そして、客席でグループごとに撮った写真が即、WEBに公開されていたようです。いつものフォーマルな雰囲気を変えようとしていたようです。
会場はドルビー・シアター(Dolby Theatre)です。聞いたことの無い名前です。実は、これまでのコダック・シアター(Kodak Theatre)が、単に名前を変えたものでした。どうやら、県営体育館がマエダアリーナに、そして、文化会館がリンクステーション等に改名したのに似ているようです。

ロサンゼルス(Los Angeles・天使たちの住む街?)のこの会場で、2002年から毎年開催されています。2033年まで契約しているそうです。
以前、何回か行ったことがあります。あれこれが思い出されます。近辺の建物が立体的であったようです。また、ハンバーグの美味しさです。道路を挟んだ向かいのレストランです。狂牛病盛んなころでしたが、巨大で驚くほどの美味でした。
この授賞式でいつも感じることがあります。プレゼンターが賞を発表したときの様子です。会場には、ノミネートされた皆さんが参加しているようです。そして、誰もが、自分が選ばれることを期待している筈です。
結果によっては、泣き崩れてしまうことも考えられるのです。しかし、誰に決まっても、会場全体の盛大な拍手と祝福があります。人間としての大きさなのかも知れません。
昨日の課題は部屋の掃除です。今日は障子の張り替えです。障子の場所は、廊下を鋏んだ工房の向かい側です。材料の搬入であちらこちらが破れています。このままでは人格が疑われそうです。3月の声に背中を押されて断行します。

年季が入った家です。築100年ほどです。骨(ほね)の数か所が折れてもいます。この機に修復します。勿論、簡単な応急手当です。張り替えた後に霧吹きすると、それまで緩んでいた紙がピーンと張ります。これまでと全く違った空間の出現です。不思議です。
工房では「蒔絵(まきえ)」の練習です。数年前に試したことがあります。昔は、この「蒔絵」を「巻絵」と勘違いしていました。よく思い出せませんが、その理由は、社会科の教科書で、同じ時代に「絵巻物」と一緒に載っていたようなのです。「まきえ」が「蒔絵」であることを知ったのは大人になってからでした。
この「まく」は、「種をまく」の「蒔く」です。漆で描いた絵の上に、金粉等を蒔く(振りかける)方法です。理論的には簡単ですが、最大の問題は絵の拙(つたな)さです。図案に「打ち出の小槌(こづち)」を考えます。恥を忍んでの挑戦です。尤も、結果が不満足であれば、サンダーで削り取ればいいだけです。