
先日の節分がついこの間のように思われます。現実には、あと2~3日で弥生3月です。朝食のメニューも思い出せない有様です。然もありなん、です。昼前、外出したときの気温は6℃です。そして、真っ青に輝く空です。やはり、春なのでしょうか。
少しの時間、今日も工房に入ります。課題は、枡(ます)の塗装です。昨日は「拭漆(ふきうるし)」の1回目でした。今日は、「木地調整」です。これは、部材の合わせ目や窪(くぼ)みの補修や手当てです。気合いを入れて加工したものの、完璧でない箇所があちらこちらにあるのです。

埋め材は、生漆(きうるし)と「青森ヒバ」のパウダーとを捏(こ)ね合せたものです。漆を厚く塗るときの木地調整には、布や紙を貼ることもあるようです。
しかし、今回の「拭漆」は、木目(もくめ)が透けて見えるほどのデリカシーがあります。拙(つたな)い加工技術も白日に曝(さら)されます。恥を忍んでの木地調整です。
今日の作業はこれで終了です。次は、乾燥(硬化)を待ってからです。乾いた後、全体をサンダーで整えます。そして2回目に進みます。明日か明後日になりそうです。他方、何回か塗り重ねたものにも手をかけます。よく思い出せませんが、今回で6~7回目のようです。

やはり、塗り重ねる毎に艶(つや)は増してきます。この変化が困ることにもなります。どこを最終段階にするかの判断に迷うのです。
この「拭漆」はエンドレスの塗装です。とはいうものの、今回手掛けている「枡」は完成間近といえます。勿論、出来の如何は兎も角、としてです。しかし、仮に不満足な結果であったとしても、それが満足に至る通過点であれば歓迎すべき不満足です。
ある程度の目途がついたところで、新たな課題を設定したくなります。まず、優先順位をつけることからです。