朝はシバれていましたが、午後の雨とともに、緩んできます。例年の今頃と比べると、顕著に少雪です。ご近所のご挨拶は『楽ですね。』です。一般住民としては良しとする傾向があります。

今日は日曜日です。工房作業はお休みするつもりでした。実は、昨日の、枡の「拭漆」がまだ乾いていなく、3回目に進むには無理があったのです。しかし、結局は嵌(は)まってしまいます。実は、「枡(ます)」づくりのプログラム自体に気がかりがあったのです。


接着剤を使わない組み立てが可能かどうかが明確でなかったのです。これは、枡で御酒をいただくことの正義に関わっています。一般的な市販の枡には木工用接着剤が使われています。しかし、我が工房では、極力、拘(こだわ)らなければならないプログラムです。

その解決案として、先般、やや冗談半分にビス留めを考えました。ビスには、部材同志を引き付け合わせる力があるからです。しかし、実際に試してみなければ机上の空論に過ぎないものです。

試すこと無しに悶々とするのは、精神衛生上、如何にも宜しくないものがあります。即、行動開始です。枡の側面には、以前つくったものを使います。作業は、新しい底板をビスで貼り付けるだけです。下穴をあけてから揉みます。しかし、今回の板は薄いことから、インパクトドイバーの力は加減します。

作業はこれだけですが、実験はこれからです。つくった枡を皿に載せて日本酒を注ぎます。ドキドキする瞬間です。考えられる結果は、即、ダラダラと洩る、数分の経過とともに洩る、まったく洩らない等です。結論は、注いだ直後は、洩る気配は全く感じられません。


しかし、1時間ほど経つと2面に微(かす)かな滲(にじ)みが現れます。この程度であれば、全く、といっても良いほど問題の無い状態です。期待以上の結果です。

今回は様子を見るだけのものです。実際は、ビスの頭はダボによって隠れます。見栄えはもう少し良くなりそうです。

確認後、実験に使った御酒をいただきます。青森ヒバの清涼な香りが素晴らしいです。「益々繁盛(ますますはんじょう)」は、2合半の枡2個でも良さそうです。当面は、2合半枡づくりになりそうです。既に昨日、材料の手配を終えています。面白くなりそうです。


2014/02/02(日) 18:04