最高気温が氷点下の真冬日です。昨日はプラス3℃ほどでしたが、昨日も今日も、同じような寒さです。


午後の一時(いっとき)工房に入ります。実は、昨日までの「霰(あられ)組み」が気がかりでした。その確認と試みです。まず、組み方です。昨日までつくったのは左送りです。右送りと左送りの何れが正解かはよく解りませんが、今日は右送りの練習をします。

この機に、本物?の枡(ます)をつくることにします。実は、間もなく節分です。その豆の入れ物としてです。今回は「5合枡」を考えます。5合は900ccです。内寸は120mm×120mm×62.5mmになるようです。


因(ちな)みに1升枡(いっしょうます)は4寸9分×4寸9分×2寸7分で、約、148.5mm×148.5mm×81.8mmのようです。これは、織田信長が定めたものと言われています。

計算上では、1升枡は正確な1800(cc)にはならないのですが、5合枡はピタリと900(cc)になります。

まず、側面となる4片をつくります。そして、先般のジグ(jig・冶具)でアラレ加工です。この段階で、右送りになるように仕掛けをします。板材の表裏に拘らなければ、どのように加工しても良さそうです。しかし、勿論、拘ります。

仮組みしたものに合わせて底板をつくります。あとで目地調整があります。大雑把にカットするだけです。今回の底板は、全体と同じ厚さにします。作業は極めて短時間のうちに終わります。


まだほんの仮組み段階ですが、その風貌には、歴史が育んだ跡と不思議な美しさガ刻まれているようです。その本質は、贅肉(ぜいにく)をとことん削(そ)ぎ落とした結果の清潔さのようです。

60年以上ぶりに対面する「5合枡」です。子供の頃、「米櫃(こめびつ)」で見たものはもっと大きかったようです。思わぬ邂逅(かいこう)です。懐かしさがこみあげてきます。


2014/01/30(木) 08:13