来るぞ、来るぞ、と何回も脅(おど)しをかけられてきた中、ついに冬が来たようです。今冬最も冬らしい日です。厳しい寒さです。日課の沐浴には猛雪吹の中を往復します。

ここ2~3日、「ビスケットジョイナー」の勉強中です。実は、この利器の使い方がWEBで紹介されています。しかし、その動画を見るだけではよく理解できないのです。実際にやってみて理解しようとしています。

今日は、ビスケットによる接(は)ぎの「強度」の確認がテーマです。脚を120°の角度で取り付けた椅子をつくってみます。実際は60°に関係する加工のようです。強度もさることながら、ジョイナーの定規(じょうぎ)の捌(さば)き方も曖昧だったのです。


角度の表現と刃の位置や深さの扱いは、夜半の布団の中で、頭だけで考えるのは無理な世界です。

しかし、実際にやってみると、その頭脳の衰えと感じたものは杞憂(きゆう)であったことを悟ります。実際には意外に簡単なものです。しかし、仮組みまでは不安です。恐る恐る合わせてみるとピタッと吸い付きます。ホッとする瞬間です。

同時に、利器の利器たる所以(ゆえん)を悟ります。主題の強度の確認については、これを壊すことで確認できそうです。やや頓珍漢ですが、壊すためにつくっていることになります。糊(のり)が乾燥した時点で試すつもりです。

しかし、ここまでくれば、これはこれで鍛えたくなってきます。結局、木地調整後、漆で仕上げることにします。即、1回目の「拭漆」に入ります。実は、昨夕、F県のH氏がお見えになった折、『MR-S漆』なるものを教えてくれます。

よく解りませんが、この「拭漆」は、「高分散加工」により耐久性が高まり、ケーク紙を使うことで少ない回数で済むのだそうです。今回の「強度」の確認には、木目を味わえるケヤキを使っています。つい、その気になってしまったのです。


さて、この試作品の形状にも不思議な出会いがあっています。蜂の巣同様、今回も6角形の3辺で構成される椅子(いす)です。その6角柱を、至る所で目にするのです。

実は、先ほど、イギリスの4万本の6角柱をテレビで見ます。その中にも出ています。蜂が綺麗な6角形の巣をつくることも不思議ですが、自然界には「柱状節理」があり、融けたものが固まるとき6角柱をつくるのだそうです。

また、何となく、懐かしさが伝わってくる形のようでもあります。3角形や4角形と違って、6角形は普段目にする機会の少ない形状です。しかし、実際には、最も基本的なものであるのかも知れません。

2013/12/14(土) 16:07