
明るい空ですが、やや、肌寒い日です。午前中、外出したときの気温は10℃ほどです。
今日も、あたら貴重な時間を、工房に関わることで費(つい)やしてしまいます。午前中、W工房にお邪魔します。「ロッキング座椅子」の材料となる「プラム」の製材のためです。
実は、数年前、伐った直後にY製材所に挽(ひ)いていただきました。その後、3~4年、室内乾燥させていました。しかし、一般的には、伐った直後の生木(なまき)を製材したものは、時間の経過とともに、やがて捩(ね)じれる傾向があります。
それも、複雑なぐでんぐでん状態になります。この状態のままでは、機器をつかったホゾ加工等は難しいです。
W工房では、この加工をしばしばしています。実は、その技を探ることが本来の目的です。結果的には、ポイントは基本的な手順を踏むことにあるようです。
「手押し鉋」は何回も何回も使います。広い面を平面化した後に「矩(かね)だし」をします。コーナーの直角化です。

その後、バンドソーを使い7分幅の材に仕上げます。見事です。W工房では、他に、さまざまな情報交換がされます。
マジックテープのサンダー、集塵機の吸い込み口のアダプター、そして、12月3日の「収穫祭」等についてです。
午後は工房に籠(こも)り、座椅子づくりの続行です。テーマは「ホゾ加工」です。しかし、作業が進むにつれて、材の事情が表面化してきます。完全無欠の健康優良児の材を使いたくなる瞬間です。
しかし、今回は小手調べです。このような状況で十分というべきものです。

しかし、むしろ、この事情にこそ作品の素晴らしさが潜んでいるようにも思われるのです。いわば、人工的にはつくり難い自然の和みのようなものです。
ここまで辿(たど)った以上は、結果の如何は無視して、最後まで見届けたくなります。
朝、S割烹旅館にお邪魔します。大女将はじめ若女将とお会いします。久しぶりです。皆さん、ご健勝です。たくさんのお土産を頂戴してきます。
キャロライン氏が馬車に乗ります。感無量です。モンローさんの称したミスタープレジデントからの最後のメッセージをいただいたのは高校2年生の、秋の今頃だったようです。あれから50年も経たことになります。