
日中、出かけたときの気温は16℃です。風が強く、ザワザワ感があります。例年、文化の日の頃には雪になります。小春日和をみつけての迎雪支度に迫られます。
工房では展示会の準備です。じっくりと時間をかけた、そして、納得のいく作品が無いことで、少し困っています。結局、不満足ながらも、現在手をかけているものを鍛えることにします。
椅子とスツールです。椅子とスツールの何れかは、背もたれ(背受け)や肘掛(アームレスト)があるかないかで区別されるようです。しかし、脚を載せる「オットマン」同様、同じグループとしても良さそうです。
まず、スツールです。先般、Y製材所からいただいたケヤキで、いくつかのバージョンを試作しました。その違いのポイントは木組みの仕方です。ビス留、蟻組み、抱かせ欠き内ホゾ組みの3種類です。実は、他に、クサビ留めもあったのですが、今回は見合わせます。

それらの塗装に「拭き漆」を考えます。今朝の時点で2~3回は終えています。しかし、その内容は、塗っては削る、の繰り返しです。
その理由は、漆をかけた後に発見した醜さです。接着剤の名残り等です。実質的には1回弱の程度です。
しかし、それなりの変化は見せてきています。削り取ったとはいえ、多少の「目留め」にはなっているようです。とはいうものの、今回の作品展に、時間を要する漆仕上げは不適当だったような気がしています。
180mmほどの高さです。スツール、とはしていますが、実際は、日本酒を戴く膳として、花瓶を置く花台として等の「見立て」もありそうです。タイムリーに、明日、漆問屋のH氏がお見えになります。いただいた評価をもとに、可能な限り鍛えるつもりです。

他方、椅子は、ご年配の方々には昔懐かしい、木製のスクールチェアです。材は青森ヒバです。その雰囲気が素晴らしく、出品することにしたのです。
座板と座板受け貫きとはビス留めで、他はホゾ組みです。実は、先般、20脚ほどの部材の準備をしました。そのうちの8脚ほどは組立てたのですが、手元に残っていなく、慌てて組み立てることにします。
大雑把なホゾ加工はしていますが、実際の組立までにはさまざまな事情の解決を必要とします。ホゾとホゾ孔のデリケートなマッチングの調整等です。
仮組で納得後、糊付けをして本組みします。注意点は、コーナーが直角になっているか、です。最初に、左右の半平面を組み立てます。そして、最後に貫(ぬき)で左右を合体させます。手順を誤ると、大変なことになります。