昨日の、一日中の雨と違って、今日は終日の快晴です。どうやら、24号は立ち去ったようです。首都圏を過ぎれば、話題にもならない枝葉末節です。


爽やかな空に誘われて河原に降ります。野菜の手入れです。まず、コーヤを抜き取ります。今年は30本ほども生りました。しかし、既に10月も半ばです。いつまでも老体を晒(さら)すにはお行儀が良くないようだったのです。

他方、ネギ(葱)、オクラ(秋葵)、ナス(茄子)等は、まだ盛りです。ネギはシャキッとし、オクラもナスもグジャグジャ生っています。もう少し楽しめそうです。

しばらくぶりに草刈りをします。然程は伸びていませんでした。やはり、同じような気温であっても、暑さに向かう時季と秋に向かう時季とでは、伸びが違うようです。


今日も工房に入ります。あれやこれやに手を掛けます。まず、額づくりです。これはパズルの各パーツを貼り付けるボードのフレームです。額枠は昨日つくっています。今日は、実際に、ボードを額に嵌め込むまでです。


まず、カラートタンにベニヤ板を貼り付けます。接着剤は、鉄用でもある工業用です。

生まれて初めて使うものです。感触としてはゴム糊のようです。ベニヤ板にドバーッとあけて、木の板で均(なら)します。そしてトタンを載せます。

最後まで悩んだのは、使用面の仕上げ方です。青いトタン板のままでも良いのですが、触ったときに冷たさを感じるようなのです。指導書では『スプレー糊で紙を貼る。』とあります。しかし、紙では汚れが目立ちそうなのです。

因みに、この指導書は、今は廃版になっている、平成7年出版の「手作り木工辞典」です。設計図付です。いつもお世話になっている、優れた図書です。

さて、結局は、「コルク」を貼ることにします。厚さ0.5mm弱のコルクに、紙が裏打ちされています。このコルクとトタンの接着にも工業用接着剤を使います。これで、ベニヤ板、トタン、そしてコルクの合板が出来ます。

塗りはまだ終わっていませんが、これを額に収めて完成です。留め方はビス留めです、この額は、普通の額と違って、ボードを外すことが考え難いからです。尤も、不都合があれば、ビスを戻せば良いだけです。

早速、パネルを貼りつけてみます。やはり、優秀なマグネットです。0.5mmとは雖も、コルクを通しても、ビタビタとした接着力です。まだまだ検討すべき課題はあるものの、我が意を得たり、です。

とはいうものの、何となく、少し変です。単に、マグネットで貼り付けるために、木の製材と加工、カラートタンとベニヤ板、更には、接着剤、コルクペーパー等を入手せざるを得なかったことです。少し細やかな疑問です。

やはり、今回のケースの場合には、市販のホワイトボードの入手も選択肢にはありそうでなのです。ま、それでも、他に、比類のない、手作りの立派なケヤキの額です。納得できないものでも無いのです。ま、少し落ち着いてから、日本最北端に送るつもりでいます。


夕刻はスツールの塗りです。1回目の「拭き漆」は昨日でした。今日の様子には悲惨なものがあります。

まず、ホゾ組の際の接着剤が、あちらこちらに付着しているのが見えています。このまま2回目、3回目と漆を重ねることは出来ません。結局、その部分を鑿(のみ)で削り落とします。

また、あちらこちらに隙間が見えます。稚拙でだらしの無い作業の証拠のようなものです。この理由のひとつには、まだ乾燥の不十分な材を使ったこともあるようです。今日も、その穴埋めをせざるを得ないようです。

今回は「砥の粉(とのこ)」と漆を捏(こ)ね合せたものを埋め材にします。やがてこれも「痩(や)せる」ようです。これは、乾燥によって埋め材の体積が小さくなり、更に隙間が生じることの意味です。

これまでの経験では、埋め材が乾いて硬くなるまでには結構な時間を要します。短時間で完成する予定でしたが、実際には長期戦になりそうです。

2013/10/10(木) 17:57