
先般、マグネットを入手します。実際に使うのは初めてのことです。今回、考えたのは、パネルに数種の図形を貼りつける遊びです。理屈を捏(こ)ねるとすれば、幼児の知能発達過程での刺激剤ということになります。
しかし、それ以前に、老化の進捗へのブレーキのためです。昨日は、基本的、抽象的な数種の図形をつくり、その裏面にマグネットを埋め込んでいます。今日は、パネルづくりです。具体的には「額づくり」です。
額は、これまで何個(架?)もつくっています。しかし、折角の機会です。今回は、これまでのバージョンを変えることにします。コーナーのまとめ方です。実は、これまでは、4隅を45°にカットして、その後、カンザシ(簪)を挿し込んでいます。
今回は、そのカンザシを、はじめから準備しておく方法です。専門用語では「留型3枚接ぎ」というようです。一般的には、この加工は鑿(のみ)、金槌(かなづち)、鋸(のこぎり)でするようです。
しかし、今回は、厚さ1寸ほど、幅3寸ほどのケヤキです。その条件を考えると、手作業では少し無理のようです。というのは、真っ直ぐにカットする自信が無いのです。結局、角鑿(かくのみ)とスライド丸鋸の電動工具に頼ります。

それでも、多少の工夫を要します。実は、昼前、I氏がお見えになります。加工手順をご覧になり、『加工し難かったでしょ。また、この手順では、角鑿の錐(きり)に負担がかかります。角材の状態で孔をあけ、あとで45°にカットします。』とコーチしてくれます。
次回は、その教訓を生かすことになります。加工の際に気遣うのは、ホゾ幅と溝幅のバランスです。ホゾの幅が大きければ溝に入らなく、逆であればガフガフに(緩く)なってしまうからです。しかし、実際には、ホゾの幅(厚さ)を大きくし、嵌(は)めこむときに「現場合わせ」をしています。
この微調整はコツコツとした作業になります。コーナーの納まりに納得後、パネルのカラートタンと裏板のベニヤ板を収める溝をつくります。これには昇降盤を使います。寸法を確認しさえすれば簡単な作業です。
今日の最後の作業は糊付け(のりづけ)です。簡単そうですが、結構、手ごわい相手です。まず、4隅が直角であることの確認は不可欠です。それと並行して、合わせ目に隙間をつくらないことです。どういう訳か、一方を立てれば、他方が立たなくなります。

フレームに使ったケヤキは、やや湾曲しています。また、幅も異なっています。しかし、それらの不揃いは、組立てには直接影響する要素ではない筈のものです。
おそらく、スライド丸鋸の角度調整が不十分であったようです。或いは、ピタリと合わせるだけの、今少しの根性が足りなかったのかも知れません。
次回の作業は、フレーム全体の形づくり、目地調整、そしてサンダーがけ等です。ほんの幼児のための玩具のつもりでした。しかし、実際には、厚手のケヤキを使った、1060mm×630mmのインパクト十分な額をつくる羽目になります。
今回準備したカラートタンは、あと3枚残っています。これらの額もつくるかどうかは、時間をかけて決断することになりそうです。