昨日よりも10℃以上も低い、との予報でした。しかし、然程(さほど)には感じられなかったようです。或いは、気温を感じる能力が失せてきているのかも知れません。


昨日から、スツールを作ろうとしています。座面の丸いバージョンです。よく解りませんが、スツールは、背もたれや肘掛のついていない椅子のことのようです。昔、この種の椅子を「丸椅子」と表現していたようです。

昨日、丸い座面をつくります。鉋(かんな)による段差や瑕(きず)がついている大雑把なものです。今朝、それを鍛えます。ツールはサンダーです。60番、120番を使います。

この工程は、工房内では少し無理です。「青森ヒバ」は何とか妥協できますが、ケヤキ(欅)となると事情は違います。独特で顕著な、固有の香りがあるのです。頭をしてクラクラせしめる類です。空中に舞う微粉末もさることながら、辟易します。

結局、庭に出ます。快適です。しかし、作業後に洟(はな)をかむと、ケヤキ特有の赤茶色の微粉末が出てきます。とはいうものの、石綿とは違います。とりわけて気にするものではありません。

座板の鍛えを途中で終えます。このスツールの顔は座板のようなものです。丁寧に仕上げたいところです。可能な限り、歪(いびつ)でない円形をめざし、全体の「面取り(鋭い稜角の鈍角化)」、そして、それらしい彫刻もしたいところです。


座板だけでも、完全に仕上げるには数日も要するようです。気力が萎える前に、全体の様子を確認することにします。

脚部分とのバランスの確認です。脚部分というのは、幕板(まくいた)、貫(ぬき)、脚です。

まず、角材づくりです。厚さ1寸5分の板がありますが、「耳つき板」です。薄い部分を削除して分(ぶ)を揃える必要があります。今回は、昇降盤を使います。これは、丸鋸(まるのこ)自体が上下し、刃の高さをコントロールできるものです。

テーブルにアジャスタブルフェンスをあて、刃の高さを1寸ほどにします。表裏両面に刃をあてる方法です。轟音もさることながら、ケヤキは重い木です。結構、気合いが入ります。

2枚の座板です。椅子全体の構造を、それぞれ別バージョンにするつもりです。まず、1作目を簡単?なバージョンにします。幕板、貫、脚の、計12のパーツをホゾ組みにする方法です。

このバージョンでは、座板と下半身との固定方法は、幕板から座板へのビスどめになります。兎に角、様子をみることにします。


ホゾとホゾ穴の数は、それぞれ16ヶ所になる筈です。取り敢えず、幕板関係の加工をしてみます。

「墨つけ(印付)」後、作業開始です。ホゾ加工はスライド丸鋸、ホゾ穴には「角鑿(かくのみ)」を使います。

ストッパーと、刃の高さを設定すれば、単純作業です。しかし、実際に仮組みしようとすると、不具合に気づきます。微かな次元ですが、それぞれに事情があるのです。しかし、簡単な微調整が解決してくれます。

4つの貫(ぬき)はセットしていない、まだ仮組みの段階ですが、結構なインパクトがあります。しかし、厚さ45mmの座板に対して、40mm四方の脚はやや細いようでもあります。また、四方の幕板をもう少し長くしても良さそうです。

そして、やや、高さが高いようです。現在は180mmです。15mmほど詰めても良さそうです。このまま続行するかどうかは、食事をしながら考えることになります。

2013/09/26(木) 17:40