
綺麗な秋晴れです。日本国内で、お日様マークだけが付いているのは奥州最北端だけです。雨も雪も好きですが、秋晴れの透明感もまた素晴らしいです。
朝の「趣味の園芸」で、今日が日曜日であることを認識します。毎日が、日曜日で、そして月曜日の生活の中、「シュミエン」は、日曜日であることを教えてくれる多くない情報のひとつです。
昔、江尻さんや柳さんのお話しを聞くのが楽しみでした。江尻さんはシンビジュウムが専門で、柳さんは植物全般に詳しかったようです。
しかし、単に、それらの内容を聞くことばかりが目的ではなく、シュミエンは、彼らの人柄に触れる機会でもあったのです。惜しい番組でした。
今日も工房に入ります。テーマをペーバーウェイトにします。木片を2分割し、その内部に重り(おもり)を入れ、貼りあわせるだけです。拘(こだわ)りを無視して、単に、機能的な満足を得るためばかりであれば、つくるには簡単です。

しかし、2分割したものを貼りあわせる際に、その合わせ目を明確にしたくない拘りが生じるものです。
何よりも、使う材質です。今回は、ミズナラ、エンジュ、ケヤキ、イチイを試みます。勿論、実際の材は、いずれも端材です。そして、大きさやデザイン、塗装等です。いつも机に置くものです。拘ってつくるべきなのかも知れません。
結局、木片の2分割は鉈(なた)に頼ります。鉈は、潔(いさぎよ)く打ち下ろします。当然のように、手元が狂うこともあります。その場合は、破棄します。拘りのためには、無駄とも思われる舞台裏があります。
重り(おもり)は鉛(なまり)です。缶詰の缶に鉛を入れて、薪(まき)ストーブの中に入れて溶かします。5~6分で溶けます。それを、木片の内部を穿った孔に流し込みます。
しかし、往々にして、溢(あふ)れるほど流し込みたくなります。表面張力で、プックリと盛り上がることがあります。そうなった場合には、出っ張った部分を鑿(のみ)で削り取ることになります。そのままでは貼り合わさないのです。

糊(のり)で貼り合わせます。クランプで締め付けます。それでは足りなく、万力も使います。
本来は、一昼夜、この状態にしておくようです。それは解かっているのですが、20分ほどで次の段階に入ってしまいます。
帯鋸(おびのこ)で形を整え、その後、ボルトサンダーで整えます。ここで問題になるのは、どのようなデザインに加工するか、です。アレキサンドリアのデザインが似合いそうです。昔見たお袋の指輪の形です。
ま、今回は、そこまでの拘りは持ち合わせるものではなく、また、ここまでくればいつでもできる作業でもあります。そのうち、挑む機会はありそうです。