晴天です。日中は暑いです。しかし、明け方は少し冷えます。晩生(おくて)の我が家の茗荷(みょうが)が、ようやくポツリポツリと顔を出し始めています。

さて、このところ、「椅子」をつくっています。昨日、ホゾ加工をしてみます。1脚だけです。今朝、それを組み立てます。全体の雰囲気の確認のためです。頓珍漢な間違いが無ければ、他の加工に入る目論見(もくろみ)です。

「ホゾ」と「ホゾ穴」を「墨付け」通りにしたつもりです。しかし、実際には、さまざまな事情があるものです。組んでみると、微かな誤差があります。


一般的には、ホゾの木端面とホゾ穴の木口面は、ややきつくキッチリしたものにするようです。

逆に、ホゾとホゾ穴の幅の関係は、軽く挿入できる程度で良さそうです。しかし、どうしても、キッチリとした寸法にしたい、という誘惑に駆られます。

結果的には、ホゾの幅が心持ち広く仕上がったものがあります。そのままでは挿入の難しいものです。しかし、削り直すと、狭くなり過ぎる心配があります。結局、「木殺し」をすることにします。「万力」を使ってみます。

これは、一時、圧縮された木が、やがてホゾ穴の中で復元する性質を利用したものです。昔からある技のようです。

組み立てて様子を覗(うかが)ってみます。ホゾ接(は)ぎの接面に不満足があります。挿し込んだホゾの付け根の一方に微かな隙間があるのです。ほんの紙1枚の厚さ程度です。


ホゾ穴の深さは、挿し込むホゾよりも深くしています。ホゾの加工の問題です。

「丸鋸(まるのこ)」の刃が定規(じょうぎ)に対して正確な直角をなしていなかった所為(せい)です。即、設定し直し、手直しをします。

しかし、1ヶ所の手直しは他の関係する部材にも反映します。手直ししたものを基準にして全てをカットし直します。

組んだものに「座板」を乗せてみます。まあまあの雰囲気です。これでサンプルづくりは終了です。あとは、このサンプルを基準にして、他の17脚のホゾ加工に入ります。

簡単な単純作業です。とはいうものの、ホゾとホゾ穴、それぞれ238ヶ所です。

今日は、これまでほど高い気温ではないようです。しかし、工房に入って暫らくすると汗がでます。涼しい時間を見つけて楽しむことになります。

2013/08/21(水) 12:37