
涼しい日です。奥州最北端では明日から1週間ほど「夏祭り」です。その皮きりが、当地で開催される花火大会です。
小学校の頃(今から半世紀以上も昔)、この夏祭りを「港祭り」と表現していたようです。よく解りませんが、昔は、奥州最北端は、首都圏はじめ諸外国との交流で栄えたようです。
特に十三港(とさみなと)は朝鮮、中国、インド、ペルシャ等とも貿易が行われていたそうです。その名残(なごり)のようです。
話は飛びますが、ここ数年、「十三の砂山盆踊り大会」に参加しています。目的のひとつは、唄を聞くことです。哀愁を帯びているものの、極めて上品です。
全国各地に残る民謡とは趣を異にしています。車で2時間ほどの距離です。事情が許せば、今年も、あの唄を聞きたいと思っています。

昔から、花火大会やねぶた祭り、そして盆踊りとなると、夜はガクンと冷えてきます。
そして、あっ、夏はもう行ってしまったのか、と惜しむ思いに苛(さいな)まれます。春、夏、秋を惜しむことはありますが、それが無いのが北の冬です。
さて、今日も懲(こ)りずに工房に入ります。今日のテーマは「車輪づくり」です。材料は、「青森ヒバの枝」です。実は、この材料は、産地の当地でも手に入らないものです。結局、世界中を探しても存在しない材です。今回の材は、特別、伐採の現場に行っていただいてきたものです。
まず、スライド丸鋸(まるのこ)で輪切りにします。概ね200個ほどをカットします。その段階では綺麗な円になっていないのが殆(ほとん)どです。枝の切り口は楕円になっているのです。
それをベルトサンダーで、1個ずつ円形に近づけてやります。この作業に数時間を要します。しかし、200個の車輪、とはいうものの、1個の「肩もみ器」に4個の車輪です。ほんの50個分だけです。

材料はまだまだあります。次回の楽しみに残すことにします。というか、必要に迫られるまでのお休みです。
車輪づくりの工程はまだまだ続きます。まず、「面取り」です。そして、車軸を挿し込む溝づくりです。多少の疑問も感じます。本来?、車輪は、市販の丸棒を使った方が効率的、とも考えてしまうのです。
しかし、時間と手をかけることで、使う皆さんに喜んでもらえそうなのです。何よりも、ほんの500円玉大の車輪に、半世紀にも及ぶ時間が刻まれているのです。作者としては、少し、頑張るべきのようです。
次回の「面取り」のツールに「坊主面ビット」を考えています。刃が回転していることで少し危険が伴います。
しかし、何回も経験済みです。ま、普通の注意力があれば問題は無い筈です。そして、今日の作業よりは短時間に終える筈です。
組み立ては一瞬?です。満足するものに至るためには、その前の、各パーツを如何に鍛えるかにあります。この introduction(イントロダクション)を徹底的に楽しむことにします。