
昨日の雨は上がり、今日は、時折の青空です。雨、曇り、快晴は、それぞれに普通の現象です。しかし、それらが変化した瞬間は劇的です。
展示会に「花台」を出品します。「糸巻き」をデザイン化したものです。やや?執拗(しつよう)のむきはあるものの、その「糸巻き」のミニ版をつくってみます。所謂(いわゆる)ストラップのようなものです。
パーツの数を8片にします。それらを、相決り(あいじゃくり)とホゾ接ぎで組立てます。小片の加工は、想像以上の精度が要求されます。同じ0.1mmであっても、8mm中と400mm中の0.1mmとでは、50倍の違いです。
しかし、今回の目的は、単に全体の雰囲気の確認です。そして、作業の難易の見届けです。細かいことには気を使わないでゴールを目指すことにします。

小さい材です。加工には、それなりの工夫が伴います。4本の柱のホゾ孔はドリルを使った丸孔にします。
その理由は、4mmの四角い孔を穿つ根気を持ち合わせていないことがあります。しかし、やがて十文字に組み立てたホゾが入ることから、丸孔でも問題は無いと判断します。
ホゾとホゾ孔の寸法を厳しくします。その結果、非力な力では挿し込むことができなくなります。バイス(万力)を使います。この次元の寸法は、ほぼ、薄い紙の厚さの差が問題になるものです。
各パーツを組み立てると、これまで内緒にしていた姿を現します。それも、一瞬に、です。何とか、構造はイメージした結果になります。蛇足、とは思うものの、更にそれに手をかけてみます。「糸巻き」らしく、柱を削ってみたくなります。やや、意外な結果になります。
フィニッシュは塗装です。最近使っている「木固めエース」は、仕上げが難しいです。今回は「亜麻仁油(あまにゆ)」にします。手垢(てあか)は気になりますが、感触が良いのです。木に触れている、という気にさせてくれるのです。

話は飛びますが、ストラップ(strap)の本来の意味は「紐(ひも)」のようです。
しかし、携帯電話の普及に伴って、それらに取り付ける「アクセサリー」の意味も生まれてきます。
使い方は異なるようですが、日本の着物と帯の時代にも、このストラップがありました。「根付(ねつけ)」です。やはり、歴史は繰り返すのかも知れません。
いつの間にか、「車百合」が咲いています。「車」の語源は、花が車輪の「輻(や)・スポーク?」に似ているからといわれています。このところの「車輪づくり」を思い出します。