先週に続いて、今日もM市の武道館にお邪魔します。太平洋側はヤマセ(東風)です。18℃ほどです。背広の上着を脱ぐことはできませんでした。

M市までのルートは、これまで50回以上も辿っています。しかし、ポツリポツリと事情が変化しています。いつも曲がり角にあったコンビニの場所が変わっています。

そして、市内に入る前に一時停止していた線路が無くなっています。今日も、浦島太郎を思い出します。

やや遅い朝食後出かけて、午後4:00頃帰宅します。今日は、早朝と夕刻の工房作業です。テーマは、「車輪づくり」です。実は、先般、途中までつくって理解したつもりのものです。しかし、実際に、最後までつくってみなければ、何となく不安だったのです。

今回のツールの主人公は「角鑿(かくのみ)」です。「青森ヒバ」は、木目方向には強靭ですが、木目の左右に対してはパカーンと割れる性質を持っています。ギリギリの加工で、この「角鑿」がどれほどの鋭利さを発揮するかを確認したかったのです。


「車輪」とはいっても、実際には、そのイメージを如何にデザイン化するかがテーマです。

そのため、一応の、それらしさは表現したいところです。そして、工具の使い方の稽古のためもあります。

ホゾ孔加工に「角鑿」を使うことにします。しかし、定規(じょうぎ)にピタリと添えるためには「ジグ(jig)冶具」があれば有効のようです。120°に開く補助具をつくってみます。今朝、糊付けをして、夕刻使ってみます。なかなか調子が良いです。

ホゾ孔は、表裏2面から穿(うが)ちます。一方の出口と他方の入り口との一致が不可欠です。そのため、正確(?)な「墨付け(位置表示)」をしたつもりです。しかし、木口近くが欠けてしまいます。ま、やはり、というところです。後の工程で何とかするつもりです。

次は、「カンザシ(簪)」です。挿し込み口の加工にも、同様のjigが活躍します。ツールは丸鋸(テーブルソー)です。気をつけるのは、刃の位置です。いつも、意外な場所に溝がほられるのです。しかし、今回は、何とかなったようです。


カンザシの材を「エンジュ(延寿)」にします。刃の厚さは2mmです。カンザシの厚さを2mm強にします。

その2mm強のカンザシをスライド丸鋸でカットします。その寸法は、勘(かん)で測ります。いつもやっていることです。何とかなるものです。

1つの頂点に2つのカンザシを挿し込みます。構造の強化とともに、華やかさが生まれるようです。

青森ヒバの淡黄色に対して、黒のエンジュです。そのコントラストを楽しみたいところです。そのためには、まず細工の正確さが要求されます。その視点では、現在の自己採点で60点ほどです。

或いは、明後日、鉢台として使われるものです。フィニッシュは丁寧にしたいところです。やや執拗(しつよう)とも思える「車輪づくり」です。しかも、作業の簡単なものです。しかし、実際には、結構、奥の深いものです。

2013/07/20(土) 19:59