
寒い日です。どうやらヤマセのようです。朝、室内の石油ストーブをつけ、夕刻は囲炉裏に炭をくべます。
早朝の沐浴後、K社長が、『やりましょう。』と声をかけにお見えになります。実は、T旅館の玄関の手入れです。両側の柱に「柿渋」を塗る約束をしていたのです。
先般、「腰板」は塗ったのですが、柱には手をかけていなかったのです。実は、「脚立(きゃたつ)」に上らなければ手が届かなく、助っ人のK社長の都合の良い日を選んだのです。
作業中、「早朝散歩」から帰る方々が立ち寄ります。旅館の前に、冷えた「飲料温泉」を用意しています。散歩の帰りの皆さんの「お休み処」になっているのです。リーダーのF氏が、作業中の私たちに『写真を撮りましょう。』と言います。

塗る作業の分担は、筆者が塗る係り、そして、K社長が脚立を押さえる係りです。
しかし、塗っていた本人は気づかなかったものの、押さえる係りは手を離しているのです。これを証拠写真に、今晩グダメクことになります。
朝食後、W氏をお訪ねします。実は、いつくかの案件があったのです。ひとつは、「草刈り機」の直しです。先般に続いて、また、です。メカニズムに(も)強いW氏に修理を依頼することにしたのです。
原因は、アクセルのコントロールワイヤーの不具合です。一瞬で解決します。何の世界でも、解かる人には簡単な課題であっても、そうでない人には途方もなく厄介なものです。
午後は「糸巻」の手当てです。実は、塗りに手こずっています。厚く塗った所為でシワシワが発生しました。昨日、それをサンダーで削り、今日また削ります。ある程度納得した時点で、再び塗ります。

そして拭き取りです。この拭き取り作業は厄介です。構造が入り組んでいるからです。膨大な時間を要して何とか終えます。
そして落胆します。シワシワの余韻がまだ残っているのです。手加減して削った結果です。漆が乾いた後、またまた寄り道する羽目になります。
それでも、ゴールに向かって少しずつ変化はしているようです。身の回りに完璧な漆器があることから、それを尺度として悶々としてもいるようです。どのレベルを妥協点に設定するかを、今晩考えることにします。