
富士山が世界文化遺産になりました。ここ数日のマスコミで知ります。その紹介の中で、誰かが、『あたまを雲の上に・・・』に触れるとばかり思っていました。
筆者がディレクターであれば、そうした筈です。しかし、今の時代は、60年前とは違っているようです。
『あたまを雲の上に出し 四方(しほう)の山を見おろして かみなりさまを下にきく ふじは日本一の山』は、作詞者、作曲者の明らかにされていない「文部省唱歌」です。
小学校2~3年生の頃は、この意味が解りませんでした。『雷さまを下にきく』を理解したのは、高学年になってからだったようです。それ以来好きになった歌です。

工房の大清掃をしています。今日で3日目です。それも終日です。それでも、概ねの70%程度の進捗状況です。
端材の処理に迷うところです。本来、端材が出ないのがプロの仕事です。しかし、素人は、加工中のトラブルを想定してスペアーを確保したくなります。尤も、正確な設計図を作らないことも理由のようでもあります。
今回の掃除によって、その端材が結構な量であることを見せつけられます。これらを眺めていると、これはあれを作った時のもの、あれはこれをつくったときのもの、と、その時々のことを思い出します。
つい、愛おしくなり、あれに使える、これに使える、と思ってしまいます。しかし、その心理によって、膨大な量の端材が溜まっていることもまた、現実であることを悟りもします。

今日は、その端材で風呂用の匂袋(においぶくろ)をつくることにします。概ねの大きさを、せいぜい1寸弱にします。ミカン箱一杯になります。
しかし、細かい端材だけをカットした結果です。やや大きい端材は、やはり、そのまま残ります。何とかしなければ、再び工房が端材で埋まることにもなります。悩むところです。
大清掃中、K社長がお出でになります。額の依頼です。「釈迦十大弟子」の額です。十大弟子ですから10架(面)です。凡(おおよ)その大きさは600mm×1250mmです。納品の期限は1ヶ月後です。優先課題にせざるを得ないようです。
大清掃に没頭している中、先日蕾(つぼみ)であったキウイの花が散り始めていることに気づきます。