
昨晩から、今日は日本全国が雨、という予報でした。その雨を期待して朝を迎えます。その結果、パラパラと申し訳程度の雨です。
降った、降らない、の何れか、となると降ったことになります。その雨を楽しみながら、水遣りをします。
乾いた土にイチハツ(一八、鳶尾)が咲いています。毎日見ているものの、このイチハツとハナショウブ(花菖蒲)、アヤメ(菖蒲)、カキツバタ(杜若)の区別を今もって理解できないことが自然の奥ゆかしさのようです。
「糸巻」をつくっているところです。昨日、第一回目の塗りをします。朝は乾いています。即、組立てもいいのですが、設計に手を加えることにしました。強度を高めるためです。今のままでは、上下からの圧縮には強いのですが、左右の加圧に弱さがあるようだったのです。

突然の設計変更です。柱は6本ありますが、隣り合う柱を「?貫(ぬき)」で繋ぐことにしたのです。
これに関係する角度は、正三角形の一角の60°です。直角(90°)をベースにすると30°と150°に関連する角度です。ルーターでも何とかなりそうですが、ホゾ孔の加工をスライド丸鋸(まるのこ)ですることにします。
頭で考えると簡単なものです。しかし、念のために端材で実際にやってみます。懸念した通りでした。丸鋸の刃を30°傾けたことで、切り口がギザギザになるのです。途方に暮れます。
しかし、一服後、再挑戦です。丸鋸での加工は、所詮(しょせん)、アバウトなものである、と納得しさえすれば良いのです。結局、基本に戻り、手で削ることにします。鑿(のみ)での加工は無理です。ツールに、鋭利なカッターナイフを用います。

120°の加工は然程(さほど)でもないのですが、60°の部分は厄介です。加工箇所は24ヶ所です。
結構な力技です。粗末な出来ですが、何とか終えます。組立てはまだですが、まずはめでたし、めでたし、です。このホゾに嵌めるパーツは次回の楽しみに残すことにします。
次に、全体の様子を再確認することにします。6本の部材を並べてみると、寸法にチグハグがあります。この部材で組み立てても、結果はピタリとならないようです。驚きとともに愕然とします。全てを基準に合わせ直します。二度手間、三度手間に没頭します。
それでも、コツコツと削り直すことで、やがて帳尻が合ってきます。とはいうものの、その精度は70%程度です。このチクハグは、さまざまな理由に起因するようです。
考えられるのは「墨付け」の精度です。そして、刃を使うときの定規です。簡単なジグ(治具)をつくることで全て解決しそうです。ま、試作の一作目というのはこんなものです。