
一昨日思いついた「糸巻(いとまき)」に手をかけることにします。勿論、サンプルづくりです。
これにはいくつかの目的があります。ひとつは、想像したものを具体化できるか、の確認です。また、それをつくる際、如何に単純な工程でつくり、無駄な動きを回避できるかの模索です。それは、工具を如何に効率的に使いこなすか、でもあります。
今回課題として設定した、3つの部材の平面化は以前つくっています。それを参考にします。2つの部材を接(は)ぐときの「相決り(あいじゃくり)」は、両者を1/2ずつ(1/3と2/3でも可能のようですが)削除しています。
今回の3本を合わせる場合は、それぞれ1/3ずつ削除するのが基本のようです。これを手鋸(てのこ)で加工するだけの気力は既に無く、如何に苦労しないでつくるかをこれまで考えていました。やはり、電動工具の「スライド丸鋸」を試すことにします。

この利器は、まず、角度調整が簡単です。問題は、切り込む深さを1/3と2/3にできるかどうか、です。
実は、先般、I氏がお見えになったとき、『これは高さ調整ができる鋸ですね。』と話していたのです。早速(さっそく)試すことにします。
その、刃の高さ調整には、若干の試行錯誤が伴いますが、一旦設定してしまえば、一瞬でできる加工です。感激一入(ひとしお)です。
組み合わせてみると、まあまあの出来です。このまあまあ、というのは、「墨付け(位置の目印つけ)」がややだらしなかったことによります。
この段階で、簡単に「正六角形」の「貫(ぬき)?」の加工ができることが確認されます。その瞬間、創作意欲が落ちていることに気づきます。丁度、数学の問題を解くときの心境です。解き方が解かった時点で、問題の魅力は失われるのです。
とはいうものの、今回は最後までやり通すことになりそうです。「糸巻づくり」は初めての試みです。ゴールまで何が潜んでいるかはまだ確認していないのです。

この「糸巻」の用途は、実際の糸巻として使うのではなく、鉢台や花台等に使うためのものです。邪道ながら、単に、クラシカルな形を拝借しているだけです。
話は飛びますが、一升瓶から徳利(とっくり)に移すときに使う「片口(かたくち)」に花を活けたり、徳利を一輪挿しに使ってもいます。同様に、「糸巻」をパソコンの台や花瓶台等としても面白そうなのです。