K.TAKAKURAの、『♪春に 春に追われし 花も散る』の「ハマナス(浜茄子)」が咲いています。『春に追われた花』です。奥州最北端にも、初夏が訪れたようです。今日も晴天です。このところの常套句になっています。

山積する課題の中、まず、「腰板」の塗りを断行します。実は、数年前、近くのT旅館の玄関周囲の腰板貼りをしました。17~8mの距離です。青森ヒバ仕上げです。他に門柱も貼ります。

Y社長の他、I氏、そしてD氏も手伝ってくれた力作です。2年前、そのD氏は他界しています。作業した頃を思い出すと、今はできないような大(?中)仕事です。想い出の多い腰板です。

「腰板」というのは、建物の内装・外装の、下方から腰の位置までの、約90cmあたりまで施す貼り材のことです。これには実用的目的の他に美的センスの要望も絡(から)んでいるようです。

昔は一般的な建築方法だったようですが、今の建物には少なくなっています。しかし、根強い人気があり、再復活しているようでもあります。

塗料は「柿渋」です。「柿渋」は完全自然塗料です。水を弾(はじ)き防虫効果があります。陽光を浴びると赤く変色します。何よりも、和みを演出してくれるのです。しかし、年に2~3回の塗り替えが必要です。


ここ近年、忙しかったことで、手をかけていませんでした。しかし、塗るにも、そのタイミングがあります。

台風3号がやってきそうです。塗った後に雨に降られたくないところです。今日の晴天が作業日和(びより)のようでした。

いつでも作業できるように、2種類の「柿渋」を準備していました。ひとつは、これまでの「匂い(におい)」のあるもの、そして他は、最近開発されたといわれる「無臭タイプ」です。この2種を混ぜて使うことにします。

「柿渋」の色彩はどぎついパンチの無いものです。しかし、塗る前と塗った後では、明らかに趣(おもむき)が異なります。塗っている中、Y社長と女将(おかみ)さんがお見えになります。塗る前後を見て、『えっ。こんなにも変化するのですか。』と喜んでくれます。

そして、『次回からは私が塗ってみます。私は塗るのが好きなのです。』、また、『柿の木があります。そして柿渋の作り方も知っています。自作してみます。』と意欲満々です。次回は9~10月頃が良さそうです。ほんの30~40分の作業時間です。誰がやっても面白いのです。


「腰板」の塗装後は即、庭の整理です。薪小屋(まきごや)の整理、雪囲いに使った萱(かや)の収納、昨年カットしておいた薪や芝の収納、そして庭樹の剪定(せんてい)等です。

結局、6時間以上も要します。それでも、これらは気になり続けていた課題でした。作業終了後は、ホッとします。やや筋肉痛はありますが、精神的には極めて有益です。リフレッシュします。

2013/06/11(火) 15:07