
早朝、友人がお出でになります。『花を見に行こう。』と誘われます。距離は、車で5分ほどの自宅裏山です。
『先週はまだ雪があった。』と言っていますが、今は残雪は殆どありません。山間部に入ると、春の気配がします。オオッと驚くのは、ムヤーッとけぶる緑です。柳の新芽です。感激する瞬間です。

小さい草が既に花をつけています。複雑でデリケートな形をしているのは「えぞえんごさく(蝦夷延胡索)」です。どうしてこのような難しい名前がつけられたかは解かりませんが、薬草の「延胡索」と地下茎が似ているのだ、という噂があります。
湿地には「水芭蕉(みずばしょう)」です。友人は、『盛りは終わったようだ。』と言いますが、まだ一部には白い花をつけています。雪融け直後に咲いたようです。
話は飛びますが、江間章子(えましょうこ)がつくった「・・・『水芭蕉(みずばしょう)の花が咲いている・・・』の「夏の思い出」に「水芭蕉」が出ています。

少し矛盾するようです。或いは、尾瀬沼には、初夏と雪融けが同居しているのかも知れません。
この「水芭蕉」を我が狭庭に植えることを考えたことがあります。しかし、想像してみると、違和感がありました。滝野瓢水ではありませんが、「手に取るな やはり野に置け蓮華草」の世界です。