椅子をつくろうとしています。先日、「カンナがけ」をします。しかし、途中で妥協します。実は、カンナをかける際に、最初に木端(こば)面にかけるようにしています。妥協は、その仕掛けづくりに関係します。
話は飛びますが、普通の板材の各面には、それぞれに名前がついているようです。木の目に直角にカットされた両端が「木口(こぐち)」です。他の4面の2面は、木表、木裏というようです。一般的な板では、幅の広い面です。そして、幅の狭い2面を木端(こば)面というようです。尤も、この呼称は、単に、筆者だけの世界であるのかも知れません。
最初に木端(こば)面にかけるのは、木端(こば)面が表面(おもてめん)よりも狭いことからです。最初に木表面と木裏面にかけると、木端(こば)面の幅が更に狭くなります。そのため、プレナー(自動カンナ)に通すときは、安定度を保持するために木端(こば)面を先にしています。
他の皆さんはどのような手順で行っているかは解りませんが、失敗を繰り返したことで学習したものです。しかし、この木端(こば)面にカンナをかけるときには数枚をまとめて処理したくなります。これは、作業時間の効率化よりも木口面の4隅を正確な直角にするためです。薄い板1枚だけであれば、斜めになる携行があるのです。
このため、先日は、数枚の板の表面(おもてめん)同士を「両面テープ」で貼り合わせ、安定度を高めてから木端(こば)面にかけます。今回の椅子のパーツは3種類の寸法です。先日、その中の2種類を終えます。
しかし、残りのパーツは、これまでよりも薄い板です。木端(こば)面へのカンナがけにはこれまで以上に気をつかいます。この固定方法に悩むところです。普通の体調であれば簡単な作業です。しかし、日曜日の午後となると、流石に気力は衰えています。妥協することになりました。
以前、木端(こば)面にプレナーを通すことについてをお訊きしたことがあります。ある方が、『数枚を重ねて、両端を釘(くぎ)で留める方法がある。』と言っていました。実際には、釘はプレナーの刃には触れないのですが、何となく怖いです。これまで試したことはありませんでした。
しかし、今回は、挑戦したくなっています。ゼンネジで固定しようか、と考えているところです。
今日も遠方に来ています。初めて訪れる地にはいつも新しい発見があります。先日、地名について触れましたが今回も驚かされます。今回は「舘山寺」と「引佐」です。
奥州最北端では、「舘山」や「館山」は「たてやま」として名前の姓に使われている一般的なものです。しかし、地名として出会うのは初めてです。更に、読み方は「かんざんじ」です。更に驚くのは、MSワードで、一回で変換できたことです。当方が一般的でないことになります。
「引佐」にも脱帽します。「いなさ」です。「弘前(ひろさき)」同様、読み方を知らないものにとっては、逆立ちしても読むことのできない字です。しかし、これもワードでは一回の変換で出てきます。
当方の常識の欠如の謗(そし)りは免れないものでは無いのですが、傲慢にも、この齢になっての新しい世界との出会いにはためらいがあります。
今日の工房活動は、遠くに浮かぶ芙蓉の雪を眺めながらの、頭の中での作業になりました。『芙蓉の雪の精(?清)をとり 吉野の山の香を奪い・・・』の富士山です。