
昨日は「木工」活動に没頭します。しかし、作業量はほんの少しです。実は、カンナ(鉋)がけです。プレナー(自動カンナ)の威力には素晴らしいものがあります。しかし、如何せん、立ち姿勢の作業です。2~3分で腰が自己主張します。その度ごとに小休止となります。
このプレナーは優れもののひとつです。回転する刃に触れることで、刃に触れる面は滑らかな平面になります。これは、手カンナでも同様です。しかし、プレナーは、「分」を揃えてくれるのです。材に当たる刃の高さを一定にすることで、複数の材の高さが同一になります。
話は飛びますが、「分」にはさまざまな読み方があります。あらためて調べてみます。「ぶん」、「ふん」、「ぶ」、「わけ」等です。読み方によって意味が異なるようです。「ぶん」と発音するときは、「分け前」、「分量」、「能力」、「程度」、「様子」、「それに相当するもの」、「時間」等の意味です。
「ふん」のときには「理解する」、「重さ、時間の単位」、「わずか」等のようです。そして、「ぶ」は「程度」・「割合」・「長さ」・「重さ」等の単位です。木工で使われる「分」は「ぶ」で、意味は「寸法(長さ)」のようです。「分揃え」は「分を揃える」で「寸法を揃える」という意味に使われるようです。

昭和30年代に「尺貫法」から「メートル法」に変わりました。筆者が中学校に入学する頃のようでした。罰金を伴う法律です、と説明されたようです。ビビったものです。しかし、実際には、今でも「尺貫法」の健在な分野があります。米を計るときの「何升・何合」、そして何よりも、製材所や大工さんが使う「何尺何寸」等です。
硬派で知られるK大学の寮歌に「7寸有余の朴歯(ほおば)の下駄(げた)に6尺豊かな身を乗せて・・・」があります。これが「21cm以上の・・・」となると、趣(おもむき)も何もあったものでありません。昔から続いている文化は奥深く、捨て去るには極めて勿体ないものがあります。
4面にプレナーをかけた材の陵辺は、直角といえども極めて鋭利です。しかも、ミズナラは乾燥すると硬くなります。ほんの少しですが、つい、手のひらを傷つけてしまいます。剃刀(カミソリ)で触れたような傷跡です。「面取り(稜角の削除?)」の必要性を目(ま)の当たりにします。