
今日は3連休の初日です。このような日にはやることかたくさんあります。除雪、工房内の清掃、そして創作活動です。特に漆塗りです。そして、遠方のM先生をお訪ねすることになっています。5:00前の起床になります。
起床直後は除雪です。愛車のブルドーザーを駆ります。次に、掃除です。今日のテーマは、「漆風呂」の引っ越しです。これは漆を乾かすための特別室です。空気に流れが無く、高い湿度と温度を保ち、何よりも埃(ほこり)の無い空間が「漆風呂」の条件のようです。
その引っ越しの前に小清掃です。この「漆風呂」をつくったのは3年前です。以来、工房の一角に鎮座していますが、驚くほどの塵に埋まっています。その正体の殆どは青森ヒバの微粉末です。埃は漆の乾燥の天敵です。仕上がりが醜くなるのです。

厳寒の今は漆塗りには不適のようです。本来は、この冬期間に木地づくりをして、初夏から夏にかけての塗りが適当のようです。
しかし、どういう訳か、冬に塗りたくなります。一旦つくった木地の結末を早く確認したいからなのでしょう。
雪の庭に向かってコンプレッサーで埃を飛ばします。そして水拭きします。青森ヒバの香りがパーンと伝わってきます。綺麗になった「漆風呂」を座敷の一角に移動します。その瞬間に、座敷が工房の一部に変化します。

愈々(いよいよ)漆塗りです。一週間前に朱だけを塗っています。気になっていた境界線は、まあまあです。
今日は、全体に黒を塗ります。テレピン油を混ぜて粘度を緩くしたものです。朱の上からも塗ることになります。
その後、全体を「拭紙」で拭き取ります。その段階では、木部の年輪は見えています。しかし、時間が経つと黒く変化します。艶(つや)の無い黒です。漆風呂には温めたお湯を入れています。その所為か、良い乾きになっているようです。