朝、友人がお見えになります。筆者が大特(大型特殊免許)と建設機械の作業免許を取得したのは13~14年前です。しかし、彼は40年も前からブルを御している達人です。即、家の前を除雪していただきます。

30℃もあったのはつい2ヶ月前です。しかし、今は、雪吹とギリギリした寒さを伴って、いつもより厳しい冬将軍様がお出でになっています。


今日の工房活動は、ため込んだ時代劇を観ることです。殆どは「鬼平犯科帳」や「剣客商売」です。実は、この中に作品づくりのヒントがたくさん織り込まれているのです。

行燈(あんどん)、テーブル、桶(おけ)、衝立(ついたて)、膳(ぜん)、台、裁縫箱(さいほうばこ)、火鉢(ひばち)、囲炉裏(いろり)の自在鉤(じざいかぎ)等の生活用具等です。


しかも、それらは、毎回、違ったものが使われています。顕著なのは行燈(あんどん)の格子(こうし)です。毎回、縦横の位置が微妙に変化しているのです。そして何れも見事です。

相当な達人が作っていることを窺がわせます。それも、センスの世界で、です。どのバージョンも唸らせるのです。おそらく、番組の制作者が拘(こだわ)った世界のようです。

難を言えば、何れも立派すぎることです。普通の長屋や居酒屋にはそぐわないものが多いのです。しかし、それらをさりげなく使っていることで、違和感無しに映ります。

毎回、それらの調度品を観察することが楽しみです。作品づくりのヒントになるのです。最近観た中に「台」があります。軍鶏鍋(しゃもなべ)の具材を入れた皿を置く台です。天板の大きさは1尺×2尺ほどの変哲のないものです。しかし、その縁は、自然を意識した見事な形に削られています。

また、その高さに感激します。ほんの3寸ほどと低いのです。一般的には見かけない世界です。実は、別の番組にもこの天板が登場していました。感激します。

このイメージをもとに、次の課題に進むことができます。実は、方針が立たなく、足踏み状態の台が2~3あります。目途が立ちます。

しかし、この加工は、木の微粉末を生じます。工房内では漆を使っています。雪が落ち着いてから庭での作業が良さそうです。

別の課題を設定します。「おしぼり置き」です。以前から考えていた課題です。当地の秀木の「青森ヒバ」に漆を着せたものです。この組み合わせは、木の美しさもさることながら、衛生面を意識したものです。

漆の器にノロウィルスの菌を入れると24時間で死滅します。それよりも殺菌力が強いのが「青森ヒバ」と言われています。面白くなりそうです。


先日、柿の「渋抜き」を終えました。雪が降り始めた頃に収穫した渋柿です。実は、1年前、この渋抜きに失敗しています。大量の柿を捨てることになりました。

今回は2回目の挑戦です。必死のリベンジです。結論は成功?です。方法は、単に、蔕(へた)を35°の焼酎につけてビニール袋に入れておくだけのものです。このところ、毎日5~6個を試食しています。その段階では100%です。

しかし、客観性の欲しいところです。今日、数人の友人がお出でになります。皆さんに食していただきます。K社長は、『ま、こんなものでしょう。』と評価します。しかし、Z氏は、『ビニール袋に入れたでしょう。その方法ではこんなものです。』と、作り方をあてて不満足を表現します。

続いて、『私も数回の失敗で悟りました。微かに空気の出入りする、段ボール箱が良いのです。そうすれば、もっと甘くなります。その方法では2週間を要します。』と詳しいです。少しがっかりしますが、また、今年の課題が具体化したことになります。

2013/01/03(木) 16:11