
年に一度の元旦です。ゆっくりしようと思ってはいたのですが、今日も工房に入ります。気になっていた「バインダー」づくりの続行です。
以前にもご紹介しましたが、「幅広の青森ヒバで何かをつくろう」、と思って手がけたものです。この「バインダーもどき」は、既にお披露目済です。
まず、司会の折に使いました。そして、作品紹介の説明に、屏風(びょうぶ)代わりに活躍しました。しかし、そのときは白木の状態です。

今回は、これに塗装を施すことにします。それも、緑、赤、黒の配色の「拭漆(ふきうるし)」です。初めての試みです。勉強のためです。
これまで5~6回の「拭漆(ふきうるし)」を繰り返しています。予想外に不満足です。しかし、妥協して前進します。塗りはいつでもできそうだったのです。
次の課題は、用紙を留める仕掛けづくりです。コーナーに皮を使うことにします。数日前に漆を着せていたものです。板と皮の接着を「皮・木部専用」の接着剤にします。しかし、見事に失敗します。
漆が木部の凹凸を削除した結果のようです。仕方なく、「釘止め」にします。長さ8mmほどの小さい釘をあちらこちらに打ち付けます。その位置に一貫性は無く、これも見事に失敗します。これも、成功を迎えるための欠かせない要素です。

しかし、何とかそれらしくなっています。惜しむらくは、バインダーの大きさです。いつものように設計図無しでつくった結果です。
実は、A4が食み出てしまいます。B5用ということになります。ドイツのA版が、これまで我が国で公用紙として使われていたB版にとって代わった所為です。
しかし、人の所為にするには恥ずかしい限りです。ほんの1枚の紙をあてて様子をみるだけで解決したことなのです。ま、この失敗も、成功への一歩です。正月から腹を立てるには及ばないのです。