寒く、風の強い日です。しかし、秋のこの頃、あちらこちらで収穫祭が行われています。我が家の向かいのお宅の玄関にも10人以上が集まってパーティーをしています。昼時分です。

いつもは誘われるのですが、昼は外出しています。残念ながら参加できませんでした。他方、夕刻は我が家にも人が集まります。急に決まったシンポジウム(symposium)です。

急に決まったことには訳があります。山と相談しながらの日取りです。キノコの収穫時期を迎えなければ出来ないシンポジウムです。

話は飛びますが、「シンポジウム」は、今は、「聴衆を集めての公開討論」などの「基調講演」や「パネルディスカッション」の意味として使われるようです。しかし、本来の意味は「ドリンクしながらの会話」のようです。今日の「シンポジウム」は、「プラトンの饗宴」の「饗宴(きょうえん)」にあたるものです。

ドリンクの肴は「キノコ」です。残念ながら我が狭庭の「ヒラタケ」は出たばかりです。それもポツリポツリと、です。収穫できる段階ではありません。しかし、これまで収穫したサモダシ(ナラタケ)、イクジ(アミダケ)があります。更に、ハタケシメジがあります。これは、昨日、T氏が届けてくれたものです。それらを具材にすることにします。


しかし、迷もあります。使う肉をチキンにするか、或いはポークかビーフに悩みます。直前までそれら3種類を準備していましたが、結局は、醤油味のチキンになります。カシワです。

他の具材はイモノコ(サトイモ)、ゴボウ、ネギ、ハクサイ、糸コン、アブラゲ(油揚げ)等です。それら殆どは、友人宅からいただいたものです。

「キノコ汁」の出来は優秀でした。一人で7~8杯をお代わりした御仁もいたほどです。長時間、ドリンクが続けばお腹が空(す)きます。「おこわ(お強)」も支度します。小豆(あずき)の他に栗の入ったバージョンです。いつもは炊飯器を使っていますが、今日は蒸し器を使います。これも優秀でした。

食べきれない量の刺身(さしみ)を持参した方もいます。殆どは「ズケ」になります。このレシピは、残ったサシミを酒、醤油、ワサビに漬けておくだけのものです。

極め付けは「マツタケの炭火焼き」です。マツタケもまたT氏が収穫したものです。実は、昨年に続いて今年も出来が良くなく、心配していたマツタケですが、数本は確保したのです。このレシピは、単に、手で割(さ)いて焼くだけのものです。振り塩で味付けします。

K氏が、『今年は不作です。1本1万円以上の値がついている筈です。』と脅(おど)しをかけます。皆さんが緊張していただきます。香(かおり)もそうですが、サクサクとした歯触りが優秀なのです。『匂いマツタケ 味シメジ』とはよく言ったものです。


無論、お酒にも入れます。「マツタケ酒」です。このレシピも簡単です。割いたマツタケを入れて燗(かん)をするだけです。根強い人気があります。

長時間ではあっても、楽しい時間は一瞬に過ぎます。話は飛びますが、昔覚えた英文に、『Why Doesn't Happiness Last Forever ?』があります。その通りです。


シンデレラの帰宅時刻が過ぎてのお開きになります。しかし、K社長は次の会場を準備しています。早い時刻に始めた意味が全く無くなったことになります。更に、I氏は『次のシンポジュウムの予定はいつですか。』と聞きます。

肝心のシンポジュウムのテーマは、地元の活性化に係る内容です。そして今冬の降雪量です。勿論、今後のキノコに係ってのものです。『硬いキノコが出てきました。しかし、雪が降れば、それで終了です。』、『カマキリが高いところに止まっています。今年の雪は多いようです。』と心配しているのです。

明日は仕事のある日です。開催時刻の配慮は空(むな)しかったことになります。次回の開催時刻は、もっと早いものに設定すへきなのかも知れません。


ダイモンジソウ(大文字草)の花の茎が伸びてきています。一輪だけですが花の形になりつつあります。

2012/10/21(日) 18:19