八甲田の初冠雪です。麓(ふもと)の紅葉も始まっています。今日は土曜日です。午前中は余裕のある日です。しかし、お勤めの日と同じ時刻の起床になります。不思議です。

沐浴後は庭仕事です。あっちのものをこっちに、そして、こっちのものをあっちに移動するだけです。しかし、それだけで庭の雰囲気が一変します。簡単なものであっても、整頓と掃除が秘める、これも不思議な世界です。

朝、I氏から電話があります。数年前に山荘を建てて、木工活動と野菜づくりを楽しんでいる方です。山荘をとりまく林には赤松、黒松、落葉松(からまつ)の他に、杉、藤(ふじ)、桜、コシアブラ、トリコシバ(クロモジ)等、殆どの木を楽しむことができます。

『キノコが生えています。』という電話です。即、車を駆ります。30分ほどの距離です。松林で考えられるのは、アミダケ(イクジ)、ハツタケ、ラクヨウ等です。シメジも考えられます。運転中、あれやこれやを想像しながら運転します。


『これです。』と教えられたものはラクヨウです。見上げるとやはり落葉松です。落葉松の下には、必ずといっていいほどラクヨウが生えるものらしいです。既に過ぎたと思っていました。大小さまざま生えています。大きくなり過ぎたものは食べませんが、傘を開く前のものはナメコ以上の取扱いをします。

ラクヨウに似ているものにアワダケがあります。両者の違いにスネ(足)の太さがあります。ラクヨウのスネは太く硬いです。そしてスネの内部は真っ黄色です。アワダケも美味しいのですが、敢えては採らない種類です。

1週間ほど前に裏山で採ったラクヨウは、既に傘を開いた後でした。しかし、今日のものはコリッとした幼菌です。他のキノコとともに佃煮にすると極めて美味となる具材です。スライスして吸い物にする方もいます。

その近くにはマツキノコがあります。小さいときには傘の中心がキューピットのように尖がっています。しかし、大きくなるとその尖がりが消えて平面になります。殆どは、その尖がりが無くなっています。


手のひら大もあります。しかし、どれもしっかりした形をしています。熱を加えると小豆(あずき)色に変化する特徴があります。我が家では父の代から珍重している菌です。

実は、明日の午後、「キノコパーティー」があります。メインディッシュはキノコ鍋です。その席には本物のマツタケも出る筈です。おそらく今日は、T氏がその具材探しに裏山に入っている筈です。

本物のマツタケが採れた暁には、炭で炙って塩をまぶしていただくつもりです。香りもそうですが、あのシャキシャキ感が魅力です。

急に決まった日取りです。数人にはこれからの連絡です。今日ご案内したI氏は快く参加していただけることになりました。


帰宅後、即、拵(こしら)えます。石づきを取り、洗い、適当な大きさにカットした後に塩水に浸けます。そして水切りです。結構な量になります。別の種類のキノコとともに佃煮にするつもりです。


山荘から帰る際、たくさんの野菜をいただいてきます。大根、蕪、白菜、人参、高菜、ピーマン等です。丹精した作物です。明日の鍋に使うことになります。

2012/10/20(土) 15:39