
このところの友人との会話のテーマは食害についてです。熊と烏(カラス)に丹精の作物が食べられているのです。
熊がトウモロコシを狙うのは数年前から習慣化しています。それを知っていることから『トウモロコシは植えないようにしましょう。』と言われています。それでも植える方がいます。結果的には、確実に熊に食べられます。
それも人家のすぐ前です。熟れる頃にやってきます。嗅覚なのか学習によるものか解かりませんが、素晴らしい本能です。他方、カラスにもまたトウモロコシは狙われます。トウモロコシの他に、トマト、ズッキーニ、キュウリ等、です。関係者は相当にがっかりしています。
今朝、友人のT氏の畑に伺います。昨晩、『スイカの生りを見に来てください。』の誘いをいただのです。数日ぶりにお邪魔します。畑は一変しています。スイカは20個ほども見事に生っています。収穫にはまだ10日ほどです。その待つ時間もまた大きい楽しみとするところです。
夕刻、そのT氏がお出でになります。開口一番は『やられた。』です。一瞬、トマトと思いました。実は、我が家もそうだったのです。対象はトマトです。朝見るとまだ緑色の蔕(へた)が数個落ちています。赤みがかっている部分だけを食べて緑を捨てていくのです。
しかし、T氏が訴えたのは、今朝見たばかりのスイカです。『ハロウィンのカボチャのように、中身だけを綺麗に食べられました。』とガックリきています。恐れ入ること頻(しき)りのカラスです。
結構に手ごわい残暑です。工房に籠ると10分ほどでポタリポタリと汗が落ちます。しかし、この発汗が体内の毒素を排出してくれそうです。望むところです。実は、昨日お見えになった方が木製の杯を持参します。間伐材の杉でつくったものです。それを見て、いたたまれなくなり、同じような木杯づくりに挑むことにしたのです。この暑い中、です。
話は飛びますが、ロスにハリウッドがあります。以前、このハリウッドを「HOLYWOOD」と思っていました。これを無理やり「聖なる木杯」と訳していました。ロス(Los Angeles)は「天使たちの住む街」とされています。その先入観のようです。
しかし、実際には、ハリウッドは「HOLLYWOOD」のようです。「HOLLY」は「ヒイラギ」です。ハリウッドは「ヒイラギの森」と訳せそうです。因みに、英語で「聖杯」は「holy grail」のようです。「命のもと・大切なもの」ということになりそうです。
その汚名を挽回するためにも「木杯」づくりに挑戦します。これまで「桶(おけ)」づくりで経験済です。作り方は簡単です。配慮すべきは全体のバランスだけのようです。取り敢えず、今日は、組み合わせる板幅の確認のための試作です。
まず、概ねの幅に部材を揃えます。その後、プレナー(自動カンナ)でキッチリと揃えます。そして板面にプレナーをかけて杯の高さにカットします。その段階の部材は、正確な長方形です。この段階で、底板を嵌(は)める溝を穿(うが)ちます。この加工もまた卓上丸鋸で行います。
しかし、このままでは箍(タガ)が利かないことからテーパをつけます。これもややデリケートな世界です。この加工には、手作りの卓上丸鋸(まるのこ)をツールとします。今回は正16角形錐にするつもりです。部材数は16片です。次に、正16角形となる角度への加工です。これにはルーターに登場してもらいます。これも、一旦定規を設定することで単純な作業です。部材が整ったところで仮組してみます。ま、それなりの結果です。
しかし、やや不満足があります。寸法の設定です。実は、作ろうとしているのはビール用のジョキ(Beer mug)です。高さはもっと低くすべきのようです。そして円の大きさはやや大きくした方が良さそうです。そして、厚さもまた薄手にした方が魅力的のようです。
この段階で、概ねの方向が明確になります。明日、再挑戦するつもりでいます。
2012/08/12(日)
18:48