
数日間続いた暑さも「ねぶた祭り」の7日日(なぬかび)とともに過ぎていきます。突然寒くなります。立秋、とはよく言ったものです。これで今年の夏は終わります。
昨日、家の前の小川に出ます。普段は水深10~20cmの浅い川です。しかし、水の透明さが冷たさを連想させます。
話は飛びますが、ロンドン五輪のトライアスロン競技の水泳はハイドパーク公園の中の池で行われたようです。テレビ画面では、その池の水は濁った緑色をしています。
水泳の不得意なものにとっては心配になります。間違ってガブッと飲むと大変なことになりそうなのです。家の前の小川は、その王立公園の池とは全く異なるピュアーな水(のように見えます)です。つい、対比してしまいます。
昨年から気づいていましたが、家の前のこの小川にはこのところ顕著な変化があります。「羽黒蜻蛉(ハグロトンボ)」の多さです。お盆の頃に見られることから「死者の魂を運んでくる」といわれているトンボです。

尤も、これはこじ付けの類(たぐい)です。フクロウ(梟)には苦労(クロウ)がつくから嫌われる存在だ、という人、逆に、苦労を転ずる「不苦労」だから縁起物(えんぎもの)だと玄関に置いている人もいます。
よしんば、ハグロトンボが魂(タマシッコ)の使いであったとしても歓迎すること頻(しき)りです。既に故人となった方々で是非お会いしたい方々がたくさんいるのです。そしてお訊ねしたいこともたくさんあるのです。
ここ数日間、睡眠時間3時間の生活を余儀なくさせられています。現象としては、まぶた(瞼)がシブく(渋く)なり、思考力とともに集中力が落ちてきています。その最中の間隙を縫いながらも、工房活動は執拗(しつよう)に続けています。
お尻に火のついている当面する課題は子供用の玩具(おもちゃ)づくりです。前回のこの日記では「car(車)」づくりの紹介をしましたが、その他、これまで手掛けた数種類にも手をかけます。
結局、準備できたものは、ハノイの塔、コロコロ、ウグイス笛、ポケットティッシュケース、名刺入れ、車、正四面体のパズル等です。以前作り置きしていたものをあらためて見ると拙(つたな)い作品ばかりです。つくった頃は、自慢の作と思っていたものばかりです。わずか数か月は価値観を変化させるに十分な時間なのでしょう。

夕刻、F県のH氏がお見えになります。いつも新しい情報を持ってきて下さいます。有難いことです。
その中に「応欅(おうきょ)」があります。一般的には応量器、応器と呼ばれているようです。僧侶の使う鉢のことです。鉢、皿がコンパクトに収納できる仕組みになっている器です。
丁度、ロシアのマトリョーシカに似ています。胴体の部分で上下に分割でき、人形の中からまた人形が出てくる入れ子構造になっている玩具の一種です。またまた新しい課題が出現したことになります。