元禄時代の加賀千代女は「桔梗の花咲く時ぽんと言ひそうな」と、そして、江戸から明治にかけての正岡子規が、『紫のふつとふくらむ桔梗かな』と詠んだ桔梗が咲いています。

英名は「balloon flower」です。数日前、暑くなった頃に咲き始めましたが、菊と同じく秋の七草のひとつです。季語としては初秋のようです。

桔梗(ききょう)同様、この暑さで元気の良い草花?にゴーヤとトマトがあります。ゴーヤについては、当初、心配していたものです。実は、早く植え過ぎたのです。毎年であれば、春が遅くなってから出回る苗ですが、今春に限って、早く出回ったのです。即、買い求めます。

その結果、一旦植えた苗の殆どは枯れてしまいます。一度は諦めたものの、暖かくなるにつれていつの間にか出た芽です。そのハラハラの中、今朝見ると黄色い花を咲かせています。健気(けなげ)です。


トマトの事情も今年は違っています。実は、管理(世話)の都合上、今年植えた苗は3本だけに制約されます。しかし、それぞれが種類の異なるものを選択します。例年通りのミニトマト、ミニトマトの4倍ほどの大きさの生る種類、そして普通のトマトの3種です。

この、「普通のトマト」とは初めての出会いです。しかし、それらの3種類は、何れも同じ頃に花をつけ、同じ頃に実をつけます。そして赤く熟れる頃も同じです。異なる点は、ミニトマトはぶどう(葡萄)の房のように生り、「普通のトマト」は一か所に3~4個の実をつけています。

今朝、おそるおそる窺います。すると、つい先日まで緑だったものが突然赤く変身しています。ドキッとします。結局、今朝は、小さいトマト数個に加えて大きい「普通のトマト」を2個収穫します。


当然、朝の食卓に上ります。味も食感も正真正銘のトマトです。しかも採りたてです。

これ以上の鮮度は望むことのできない見事なトマトです。明治から昭和にかけての杉田久女(ひさじょ)が詠った、『千万の宝にたぐひ初トマト』の通りです。「宜(むべ)なるかな」です。

今日から8月です。夕刻は地元の花火大会です。「ねぶた祭り」の前夜祭として開催されます。今夏もまた、工房の中に居て、ドーンの音だけを楽しむことにします。

2012/08/01(水) 18:44