
うす曇りです。湿度がやや高いです。このような気象が「漆(うるし)」が乾燥する条件です。昨日の昼、額のフレームに塗った漆はサラリと乾いています。やはり、です。これで本体の殆どは終えたことになります。
今日も少し手をかけることにします。まず、「トンボ(蜻蛉)づくり」です。これは裏板とフレームとを固定する部材です。実は、購入すると1個1~2円です。しかし、手作りすることにします。
材料を、薄いケヤキ(欅)にします。まず鋸(のこぎり)で大雑把にカットします。その後、ディスクグラインダーで形を整えます。当然のように、仕上がる10個それぞれの形は、それぞれ異なっています。それでも、何となくトンボに見えなくもないです。その程度で十分なのです。
これが「トンボ」といわれる所以のようです。それよりも不思議なことがあります。「トンボ」を「蜻蛉」と表現することは納得できそうですが、「蜻蛉」を「トンボ」と読むことです。
おそらく、この「トンボ」は外国の言葉のような気がしています。丁度、「ガラス」を「硝子」と表すのに似ています。勿論、ガラスは英語のglassのようです。

またまた話は飛びますが、昔、「ジグザグに走る」の「ジグザグ」は、当地特有の方言だと信じていました。
しかし、あるとき、英和辞典の最後から2~3ページあたりに「zig zag」を見つけます。子供の頃の大発見です。フランス語では「鋸の刃(歯)」を意味するのだそうです。
さて、この程度の「トンボ」づくりは簡単な作業です。しかし、細かい舞台裏もあります。皿ビスの下穴あけと皿の収まりを良くする配慮等です。しかし、その作業時間もまた一瞬です。早速(さっそく)、ダストカバーと裏板を嵌めて「トンボ」で留めてみます。ま、63点はいただけそうです。
得点の低さは、全体の雰囲気にあります。実は、ワイルドな作品にするつもりが、やや、立派になり過ぎたのです。フレームは「槐(エンジュ)」です。それに漆を塗ったことから豪華絢爛になり過ぎた所為です。
一段落後、依頼主がお見えになります。K社長です。驚くとともに少し混乱しているようです。それは、作業に取り掛かる前の状態を知っているからです。その変化に驚いているようです。
やや不満足はあるものの、これはこれで完成させることにします。残っている作業はマット紙の調達です。期待するのは、エンジ(臙脂)がグンジョウ(群青)の「ラシャ紙」です。

即、K社長に依頼します。『間もなく大人の休日が始まる。間に合わせたい。』と訴えています。ま、何とかなりそうです。
K社長に「ルバーム」の苗を持って行っていただきます。150鉢ほどです。しかし、残り800鉢以上はありそうです。これから皆さんにいただいてもらう運動を開始することになります。まずは「ルバームとは何か。」の啓蒙運動からです。
「茜(あかね)色」のサツキがポツリポツリと咲き始めています。