春たけなわです。日中は20℃以上にもなったようです。直射日光に晒(さら)される車の中は50℃以上にも感じます。

午後、6~7人で、S山に行きます。お勤め先の「持ち山」です。その実態の認識のためです。若い、とは思ってはいても、やはり歩ききれませんでした。しかし、久しぶりの山歩きです。満喫します。

ウグイスの、上手な「ホーホケキョ」を聞きます。そして蛙(かえる)と蝉(セミ)の鳴き声です。今年はじめて聞くセミの声です。心があらわれます。ピンクの花が咲いています。T氏に聞くと、『タニウツギ(谷空木)です。』、と教えてくれます。

ゼンマイ(薇)は既に葉を開いています。ワラビ(蕨)は採り頃のものもあります。2時間ほども春の陽光を受けて頬が少しヒリヒリします。


「額づくり」の進捗が遅々としています。とはいうものの、水面下では緻密な試行錯誤が展開されています。その一つが接着剤です。これは、額のフレームとダストカバーとの固定方法です。


今回のダストカバーはアクリル、フレームは木です。この、両者の接着は、現代の大きい課題のひとつのようです。

昨日、その試(ためし)を行います。使ったのは「マジックパテ」です。これは、木地調整のための速乾性のパテです。

今日、それを剥(は)がしてみます。接着力の確認のためです。結果は期待するものではありませんでした。難なく剥がれます。予想はしていたものの、少しガッカリです。

しかし、実際に試してみることが次のステップにつながります。実際には、この失敗が成功に導くルートと信じています。結局、アクリルと木との接着は、両面テープに落ち着きそうです。ま、妥協の範囲のようです。

作品づくりの作業は一瞬です。しかし、表面に現れない舞台裏では、さまざまな試行錯誤と葛藤の戦いが織りなされているものです。

この舞台裏こそが、作品づくりの醍醐味(だいごみ)であるのかも知れません。満足する結果が簡単に得られるのであれば、面白みはなく、挑戦する意欲も湧かないようです。不思議な世界です。




2012/06/01(金) 21:06