
今日は朝から青空です。久しぶりの晴天です。早朝、友人のT氏がお見えになります。『運動不足でしょう。行きましょう。』、となります。
実は、短距離ですが、昨日も歩いています。しかし、T氏の目的地は、やや歩く距離が長いです。昨日の痛みはあるものの、春です。鍛えることにします。結局、5時間も歩くことになります。
10数年前に椎骨(ついこつ)2ヶ所を骨折している体です。骨折は自然修復が無理です。頼るのは筋肉です。筋肉は骨を覆う鎧(よろい)のようなものです。いくらでも鍛えることの出来る代物(しろもの)です。
結局、5時間も歩くことになります。痛みに耐えかねて、腰を下ろすこと100回ほどです。しかし、腰の痛みもそうですが、息切れに驚きます。年々の衰えを実感します。
しかし、誰でも、冬を休んだ春の一回目の山登りはキツいようです。体が鈍っているのです。同じことがスキーでもあるそうです。冬になっての1回目のスキーは足の筋肉の鈍っていることに気づくのだそうです。

これから何回かのお誘いがあるようです。昔どおりにはならないことは解かっているのですが、今年も少しずつ鍛えられそうです。
真っ青な空と新緑です。透き通ったウグイス(鶯)の啼き声が数メートルも離れていない場所から聞こえてきます。今年初めて聴くウグイスの声です。それも凛(りん)とした力強い声です。心が洗われる思いです。
ウグイスの啼き方は上手と下手があります。一般的には幼い鳥は下手のようです。今日は、上手と下手を交互に聞きます。
話は飛びますが、ウグイスの啼き比べがあるそうです。良いメロディーで啼かせるためには、上手な声を聞かせるのだそうです。尤も、鳴き声の良し悪しは、所詮、人の尺度であるに過ぎないようなのですが・・・。
夕刻のひと時は工房作業です。テーマは、先般依頼されている「額(がく)」です。これまで、そのフレームの素材に悩んでいました。当初、素朴な焼杉(やきすぎ)、ミズナラ(水楢)を考えていましたが、何となく釈然としないものがありました。理由は、作業上のフットワークの問題です。
今日、工房に眠っているエンジュ(槐)に気づきます。昨年、製材所のY社長さんから厚さ1寸に挽いてもらっています。床柱(とこばしら)に使うほどの秀材です。やや躊躇(ちゅうちょ)したものの、それを使うことに決心します。

作業は簡単です。45°に設定したスライド丸鋸(まるのこ)でカットするだけです。所要時間は1秒ほどの短時間で済みます。しかし、カットする位置に慎重になります。頓珍漢(とんちんかん)な場所に刃をあてると大変な事態になります。
特に、今回のコーナーは「留め」にします。これは、コーナーを構成する両者を45°にして、合わせた結果を直角にする方法です。スライド丸鋸(まるのこ)の定規(じょうぎ)にやや狂いがあることもあって少し気を使います。
正確さは今一(いまいち)ですが、何とかなりそうです。これからに時間を要します。実は、エンジュ(槐)独特の、昔からの加工方法があります。自然な凹凸の演出です。下拵え(したごしらえ)に納得できた時点から、彫刻の世界に入ることになります。