今朝も雨模様です。昼過ぎ近くの山に入ります。T女史の山です。数年前から、同好の皆さんでこの山を散策しているのだそうです。声をかけられて参加します。

しかし、ついうっかり、集合時刻に遅れました。皆さんが待っていてくださいました。恐縮すること頻り(しきり)です。

初めてのことで様子が解かりませんでした。20人ほどの参加者です。山野草の専門家、昆虫の専門家が混じっています。

その方々の解説で、これまでは何気なく見ていた草花が初めて見る花に見えてきます。そして突然身近な存在になります。教えてくれる専門家の存在は貴重です。植物図鑑とどれだけ睨めっこしても花の名前を知ることは難しいのです。


そっと触りながら、名前やいわく等についてお聞きすることで、これまでとは全く違う世界が開けてきます。不思議です。

登って間もなく出合ったのはミヤマキケマンです。カタカナでは何のことか解かりませんが、『漢字では深山黄華鬘と表します。華鬘というのは仏教用語のようです。花飾りの意味のようです。黄色い花です。黄ケマンです。』とご紹介してくださいます。春の花が延々と続いています。

スミレ(菫)のようですが、一般的な形と少し違っている花があります。『ナガハシスミレ(長嘴菫)です。一つだけ飛び出ている花弁が天狗の鼻に似ています。別名テングスミレです。』言われてみると、嘴(くちばし)にも天狗(てんぐ)の鼻にも見えてきます。これまで気を付けていなかった世界です。

見覚えのあるものに出合います。「これは知っています。エンレイソウ(延齢草)ですね。」、というと、『エンレイソウの葉は3枚ですが、これは4枚です。ツクバネソウ(衝羽根草 )です。』と訂正してくださいます。



歩くことを不得意なことから、皆さんとはほんの入り口近辺で別れます。しかし、その間、20種類ほどの花を教えていただきます。

残念なことは筆記具を持参しなかったことです。聞きなれない名前です。そして、何よりも記憶力が鈍ってもいます。4種類以上を記憶しておくことはできないのです。

話は飛びますが、花の名前は先達の英知の結果と心得ています。しかし、今は、カタカナで表現することが主流のようです。カタカナからその意味を理解することは至難です。勿体ないです。

夕刻の懇親会に参加することができませんでした。寺山修司忌が5月23日です。K女史が仕掛け人です。近いうちにお会いできる筈です。

2012/05/13(日) 08:31