このところの連休で曜日の認識力が鈍くなっています。今日はお勤めの日ですが日曜日です。仕事場から窺がう山の斜面に薄桃色の塊(かたまり)がポッポッと見えます。山桜のようです。

話は飛びますが、昨日のニュースで『世界一の弘前のソメイヨシノが散り始めています。』と報じています。これまで、弘前(ひろさき)は『全国有数のサクラの名所』と紹介していたようです。それが今年になって突然『世界一』と紹介されているのです。驚きです。

少し混乱します。奥州最北端のソメイヨシノを世界一とNHKが紹介するにはそれなりの根拠がありそうです。この一年で突然世界一に変身したのか、或いは、はじめから世界一であったものを認めたくなかったのかとも想像してしまうのです。


山桜と人の手のかかったソメイヨシノ等の里桜には違いがあるようです。まず、咲く時期が遅いのが山桜です。

また、葉の出るタイミングが異なることです。里桜の葉は花が終わってから出ます。それに対して、山桜は花と一緒に葉が出ます。


ようやく春を実感します。武島又次郎作詞、瀧廉太郎が作曲した「花」の2番に『見ずや あけぼの露浴びて われにもの言ふ櫻木を 見ずや 夕ぐれ手をのべて われさしまねく青柳を』があります。

昔、この、「春の夕ぐれ、我をさし招いている青柳を見ませんでしたか」の意味が解りませんでした。


一般的に、「青柳」の意味は「青々とした葉をつけた柳」ということなのでしょうが、葉をつけた柳は春に限ったものではないようです。

この歌の青柳は、正確?には「葉をつけ始めた、あるいは、葉をつけたばかりの柳」と訳したいところです。武島又次郎の見事な表現力を今になって味わっています。


狭庭の楓(かえで)も紅い葉を開ききる寸前です。下から見上げる空はムヤムヤと紅く色づいています。10年ほど前、奥州最北端から発信した『春もみじ』の季節です。

2012/05/06(日) 18:37