
永遠に居座るのでは、と思わせる手ごわい冬将軍でした。しかし、気が付くと桜前線が350kmまで迫っています。いつの間にか春になっています。不思議です。
狭庭の残雪は5%ほどになっています。あれだけの雪がよくもまあ消えたものです。
いつもより1週間以上も遅い春です。しかし、雪が融けた跡から次から次に草花が芽を出し始めています。フクジュソウ(福寿草)が咲きそうです。陽光を浴びたアイヌネギ(行者にんにく)は、緑を一層増しています。

750km南の花の都では、既に花は終えています。2週間前が見ごろだったようです。今年は、盛りを見ることが出来ませんでした。
しかし、昨日、「虎の門」にお邪魔した折、満開の「かんざん(関山)」と出会います。八重桜です。
話は飛びますが、この季節に思わざるを得ない歌が「鞍馬天狗」です。謡曲です。『花咲かば 告げんと言いし山里の 告げんと言いし山里の 使いは来たり馬に鞍(くら) 鞍馬の山の雲珠桜』です。
桜の分類の仕方はさまざまあるようです。ある視点で大別すると「山桜」と「里桜」になるようです。前者は自生種、そして後者は人の手で栽培されたものです。

「鞍馬天狗」の雲珠桜は京都「鞍馬山」に咲く桜を限定しているようです。鞍馬山の桜が「雲珠(うず)」に似ていることから命名されたという説があります。「雲珠(うず)」は馬のお尻に着ける丸い金具です。
結局、鞍馬山の桜すべてが「雲珠桜(うずざくら)」ということのようです。くどいようですが、大阪と京都の桜は同じであっても、大阪の桜は雲珠桜にはなり得ないということのようです。よく解からない不思議な論法です。
話は戻りますが、この鞍馬天狗は源義経の幼少時代に武芸を教えた師匠のようです。