気温と風雨が融雪の条件のようです。3~4日前は、その雨の伴う暖かい日です。また、風も手伝って雪融けが顕著に進みます。積雪の高さは突然、50cm~60cmも低くなります。人力の及ばない自然の能力を見せつけます。

しかし、昨日と一昨日は再びの雪です。当地では牡丹雪(ぼたんゆき)と言っている濡れ雪(ぬれゆき)です。そして今日も、です。家の前の川の水量は増しています。山からの雪融け水です。遅々としながらも春に移行していることを実感します。

昨朝、庭の一角に蕗の薹(ふきのとう)が咲いているのを見つけます。当地では別名バッケと呼んでいる、春、最も早く咲く花です。謂わば春を告げる花です。

しかし、実際の芽だしは晩秋です。冬の前にはあちらこちらに咲く準備をしているものです。梅も桜もサツキも、春の開花は、既に前の年に仕掛けされていることになります。

昔から、早春にこのバッケをいただく習慣があります。人もそうですが冬眠から覚めた熊も食するのだそうです。冬期間の消化器官を浄化するためのようです。春には苦味(にがみ)が必要なのだそうです。

「バッケ味噌」なんぞを拵(こしら)えることにします。簡単なレシピです。単に、味噌、砂糖を加えて煉(ね)りあげるだけです。熱いご飯にのせて春のほろ苦さを味わうのです。

このバッケの生えているのはほんの一か所だけです。条件は、日当たりが良く雪の踏み固められていないエリアです。他はまだ1m以上の積雪です。4月に入ったこの時期としては稀有(けう)の残雪量です。

話は飛びますが、蕗の薹(ふきのとう)は蕗の花のようです。一般的?にいただく「蕗」は葉の茎(くき)の部分です。その茎は、花の薹(とう)とは異なる場所の地表から出ます。しかし、20cmほどになったこの蕗の薹(ふきのとう)を蕗のように料理していただくと蕗よりも美味しいものです。


蕗独特の風味を保ちながらも食感に優れています。レシピはサッと湯がくだけです。それに鰹節をのせて酢醤油でいただくのが定番です。

そのサワサワ感が素晴らしいです。今年もまた山葵(ワサビ)の頃収穫するつもりでいます。裏山のどこにでも生えています。尤も、数本で満足するものです。

今日は日曜日です。工房の掃除の後、山積している課題に挑みます。

2012/04/01(日) 15:29