
久しぶりの大雪です。昨晩、この雪で交通渋滞があります。避難所が小学校になるほどの一晩中の渋滞だったようです。勿論、今朝の我が家も早朝の除雪作業からのスタートです。
昨晩の工房作業は遅い時刻まで続きます。寝不足の感のあるところですが、少し晴れやかでもあります。お陰様で、依頼されている作品納品が何とか間に合いそうなのです。ホッとしています。
数日前には「お尻に火が点きました。」の程度でした。しかし、昨日まではそのレベルではなく、「ボーボーと燃えている状態」です。どの仕事であっても、納期に間に合わせるための徹夜は一般的のようです。
昨日は少し本気になります。特別の時間をいただいて追い込みをかけます。8時間ほどものノンストップになります。丁寧さには疑問は残りますが、やろうと思えば何とかできるものです。しかし、この必死の綱渡りを普通のこととすることへの警戒心は記憶しておくつもりです。
これまで「桶のようなもの」と表現してきたものは、具体的には「手湯」の仕掛けです。初めてこの「手湯」のことを聞いたときには驚きます。今まで聞いたことの無い世界だったのです。
先般、何でも知っているWEBにお訊ねします。すると、実際には全国あちらこちらの温泉地でポピュラーな存在のようです。一般的には大きな石の蹲(つくばい)を利用したものが多いようです。
しかし、観光協会理事長のO氏は、これを「青森ヒババージョン」にしましょう、の目論見(もくろみ)です。この企ては、おそらく世界初の「手湯」の筈です。つい、気軽に引き受けてしまった経緯があります。
引き受けた理由は、地元活性化のためのボランティアの意義もありますが、単に面白そうだったことからです。作り方は簡単なようです。しかし、それは作業する時間を計算外としてのことです。案の定、今になって「お尻がボーボーと燃えている」有様です。
昨日の作業前の時点で、桶(おけ)本体はほぼ完成しています。これは全体の50%ほどの完成率です。これを2月3日のイベントに間に合わせるには、只管(ひたすら)の作業だけが解決策です。昨日のテーマはコックピットでした。手本が無いことからか、逆に創作意欲が湧いてくる課題です。魅力的で不思議な世界です。このコックピットには細かい加工が伴います。しかも組み立て後の手直し加工は少し厄介です。
まず、仮組して、部材同士の接続塩梅(あんばい)等を確認します。機材等の立体を収納する空間です。パズルに似ています。時間との闘いです。必然的?に粗末な加工になります。
しかし、お湯の出口の樋(とい)は丁寧にしたいところです。注目されそうなのです。簡単な嵌め込み式にしたところ、やや不満足の結果です。実は、トリマーにストレートビットを装填したものの、ピタリとした加工にならなかったよう?なのです。
この原因は、アバウトな定規の設定もありますが、当初から削除部分の設定がアバウト過ぎたからのようです。メジャー無しに、見えにくい鉛筆で描いた所為です。この「流れ口」は45点ほどの出来です。しかし、多少の醜さはあるものの、何とか妥協の範囲でもありそうです。
時間が無いことから、舞台裏ではステンの木螺子(モクネジ)を使うことにします。それでもビスの頭はできるだけ隠すつもりでした。しかし、肝心の正面部分には無粋にも露骨なビスの頭が見える結果です。
昨晩遅く組み立てを終えます。待った無しのことから一気に塗装に進みます。これまで迷っていた工程ですが、結局塗ることにしたものです。塗料には「木固めエース」を採用します。静岡県から届いたものです。幼児や小学生の給食で使われる食器に使われる最も安全といわれる塗料です。
ところが、この塗料には問題があります。塗って乾く課程でシンナーの匂いがするのです。しかも、3~4部屋を抜ける意外な伝播力です。少し困ります。実は、このところ来客中です。
工房や座敷では影響が大きいことから、離れた自室に籠って窓を開けての作業です。ストーブをガンガン焚いてはいるものの、外気はマイナス4~5°です。膝元がヒヤリとします。塗装作業に要する時間は一瞬です。しかし、乾くまでには延々とした時間を要します。結局、一晩中、窓を開けてストーブを焚いていました。今朝はサラサラと乾いています。しかし、2回目の塗装をする時間は残されていません。折を見ての手直しにするつもりです。
依頼主のO氏が今晩お出でになる予定です。数か所の手直しの予定がありますが何れも短時間で対応できるものです。まだ試運転をしていないことから少し不安です。
前後しますが、作ったこの「手湯桶」は明日2月3日のイベントに登場します。夕刻開催の「雪灯(あかり)祭り?」のようです。会場は奥州最北端の駅前です。初お目見えです。
残念ながら明日は遠方への出張です。しかし、A工房の番長さんがその様子をデーターで送ってくれるそうです。盛会を祈るとともに、「手湯」の人気度も知りたいところです。
今晩もまた大雪のようです。
2012/02/02(木)
17:14