
今日は土曜日です。まずは除雪です。早い朝食後、即、工房に入ります。依頼されている「桶」づくりに没頭します。正確には「桶のようなもの」です。残された時間は一週間をきっています。
今日は依頼主のO氏が顔を出します。気が気でないようなのです。事実、大分お尻がきな臭くなっているのです。実は、この桶を使うのは来週の金曜日です。イベントに使う予定のものです。しかも、この仕掛けを既にパンフレット等で紹介しているのだそうです。
「遅れました。」では済まない次元の約束です。責任重大です。然もありなん、です。O氏も工房に入って参加します。今日のプログラムは、まずは桶本体の木地調整です。そして付属部品の部材づくり、箍(たが)材のトヨシの木地調整です。あわよくば箍を回したいところです。

結局、今日の作業は予定した80%どまりです。その殆んどにO氏が参加します。作品づくりに要する時間の殆どは組立前の下拵えです。地味な舞台裏です。結果の如何(いかん)は如何(いか)にこの段階を丁寧に熟(こな)すかにあるようです。
しかし、望ましい悠長さは心の隅に置き、兎に角前進することにします。その結果、何とか一歩踏み出した感があります。
トヨシの木地調整の頃、達人のI氏とW氏がお出でになります。『おめでとうございます。お土産を持ってきました。』、と、幼児用の椅子、積木、そしてティッシュペーパー入れを紹介してくれます。勿論、何れの材料も、世界の秀木「青森ヒバ」です。

I氏とW氏は同じ木工仲間です。勿論、いただいたプレゼントはいずれも彼らの自作のものです。市販のレベルではない類(たぐい)です。デザインが見事な上、ハイレベルの加工技術が駆使されています。感激すること頻りです。
明日の予定は、箍を回し塗装に入りたいところです。その前に付属の仕掛けづくりです。作業に要する時間はほぼ一瞬です。しかし、それは考える時間を入れないでのことです。今晩の夢は、そのためのイメージトレーニングに終始することになりそうです。