穏やかな年末年始を迎えます。この穏やかな気候は屋根からの落雪が気になります。軒先が氷状態、そして全体はゲチャゲチャした状態です。今日も早朝から屋根に上ります。

軒先は30cmほどの積雪です。これは雪止めをつけている辺です。つけていない辺は自然落下しますが、道路に面したところには、この雪止めが必要です。屋根雪を下す作業は非常に危険です。当然のように、屁っ放り腰(へっぴりごし)になります。

下した雪の量に以外に多いものです。下すこと自体は然程の労力ではないものの、地上に落とした雪の処理が厄介です。タイヤショベルといえども結構な時間を要します。

そして庭の除雪です。門から工房までのアプローチの確保です。その時になって、四阿(あずまや)の柱が歪んでいることに気づきます。この四阿は15年ほど前に建てたものです。頑丈なつくりと自負していましたが、年末の降雪と雨で負荷がかかり過ぎたようです。

ピサの斜塔以上の傾きです。即、つっかえ棒をします。しかし、本格的な雪はこれからです。或いは、無残な倒壊に至ることの覚悟も必要なのかも知れません。


午後からはカンナがけです。観光協会から依頼された「桶(おけ)」の下ごしらえです。これまでつくった桶は50個ほどです。勝手は心得ているつもりですが、角度等の正確な加工は妥協の許せない世界です。

実は、木工にのめりこむきっかけが、この桶づくりです。いわば、憧れの桶づくりです。昔は専門の職人が多かったようです。しかし、今の市内には皆無になったそうです。実は、つい先日まで現役であった方は85歳になり、引退したそうです。

勿体ない技を失ったことになります。残念なことです。しかし、2年ほど前、その片鱗の一部ですが、手ほどきを受けています。師匠の技を100%とすると、せいぜい5パーセントほどのレベルのようです。

今日は、その部材づくりからです。まず、木口の削除からです。次に、手押しカンナで直角を出し、プレナーに通します。実は、製材したての寸法には微妙な狂いがあるものです。何回も何回もの調整になります。数時間を要します。

いつものことですが、プレナーを通すことで、同一の寸法になることが嬉しいです。そして、世の外気に初めて触れる完全ピュアーな世界です感動する瞬間です。

しかし、プレナーに通しきれない幅広の材には困ります。この加工には丸鋸(まるのこ)を使うつもりです。

明日の課題に残すことにします。明日もお休みです。この三が日で何とか目途をつけたいところです。実は、当面する課題が山積しています。夕刻お出でになったk社長さんから、『行燈(あんどん)はいつの完成になりますか。女将(おかみ)が困っていますよ。』、と訴えられます。



実は、途中まではつくっていたのですが、停滞し過ぎていた課題でした。部材は加工済みでしたが、時間が経ち過ぎていたのです。残りの作業は単に組立だけです。しかし、25個ほどもあります。これにも結構な時間を要します。時間が欲しいです。

2012/01/02(月) 20:22