
突風の昨夜半でした。隣家の屋根のトタンの煽られる音が続いていました。早朝外に出ると、やはり、道路に剥(は)がれたトタンが散在しています。やや凄惨な風の爪痕です。
久しぶりの低い気温です。道路脇の気温計は場所によって違っていますが、概ね0.5°~2°です。今日の予想最高気温は3°だそうです。
時刻がすすむにつれて雪のチラつきが密度と頻度を増します。細かいフレークですが、外が暗くなるほど降っています。いつの間にか、車にも積もっています。朝には無かったものです。僅(わず)か1時間ほどで一変します。冬本番の感です。

昨日は雨のため、本格的な庭仕事は断念します。あれやこれやの工房活動を楽しみます。その中の一つが「下駄(げた)づくり」です。下駄には何十種類ものパターンがあるようです。
はじめての試みですが、これまで数種類をつくっています。昔から慣れ親しんできた下駄ですが、いざ白紙状態からつくるとなると、さまざまな点に曖昧(あいまい)さがあるものです。
そのひとつは歯の位置です。履き易いものは意外な場所にあるものです。そして歯の嵌め方です。一般的な下駄は台と歯が一体になっています。しかし、高い歯は嵌め込み式になっているものです。
その一般的な嵌め方は単に台に凹の溝を穿ってそこに歯を嵌めています。しかし、先般の作品第一号は、両者をダブテール(鳩のしっぽ)型に加工しています。ややデリケートな加工です。
2作目と3作目は凹凸型の加工にしています。ややゴツい感がありますが、単純で頑丈そそうでもあります。このところ愛用しているゲンコツ(厚手の足駄)はそのパターンです。快い音に加えて結構な履き心地です。とはいうものの、まだまだ試行錯誤の段階です。

しかし、このゲンコツが多くの皆さんから要望されています。とりあえず2足ほどをつくることにしました。いつもは一気につくるのですが、今回は時間が制約されています。少しずつの味わいながらの作業になりそうです。
昨日は板にカンナをかけ、まず、台の下拵(こしら)えだけです。この段階で既に迷いが生じてきます。歯の厚さをどれほどにするか、です。台と同じであれば作業し易いのですが、やや厚すぎるようなのです。
ま、1~2日ほど悩むことにしています。これがまた作品づくりの楽しさでもあるのです。