今日も雨からのスタートです。やがて雲間から青空が見えてきます。その雲は手が届きそうに低く厚いものです。ややザワザワ感のある秋の気配です。

4億円の原資について取沙汰されていますが、奥州最北端の朝刊のトップ記事は「漆」です。アクセスに再挑戦している際にはスティーブジョブスの訃報が入り、「螺鈿(らでん)」と取り組んでいるときには12,600年前の漆の木の発見です。何となく世の中と密着している感があります。

話は飛びますが、この12,600年前がよく解からないところです。山内丸山の縄文前期は5,000年前だそうです。中国最古の漆が7,000年前です。日本の弥生時代は稲作と関連づけているようです。縄文時代の定義は3,000年前~16,500年前を指すようです。

世界史的には石器時代のようです。この縄文と石器の表現の違いが世界史を不得意なものにさせた理由でもありそうです。ま、それはそれとして、その石器時代の先人が辿(たど)った漆塗りに嵌(はま)っていることに大ロマンを感じてしまいます。


奥州最北端の当地で「漆」というと弘前の「津軽塗」です。しかし、漆自体は県外から求めているようです。

そのひとつが福井県です。12,600年前の漆の木が、その福井県から発掘されたのは、それなりの歴史があるのかも知れません。

とはいっても、現在、国内で流通する漆の95%が中国大陸をはじめとする外国産です。国内産はほんの少しです。その少しの国内産が極めて優秀なのだそうです。一般的な漆塗りの際には、外国産で塗った後に、国内産の漆を薄く塗るそうです。全く違う艶(つや)になるそうです。

さて、先日「嵌入(かんにゅう)」した我が工房の螺鈿は、「糊漆」の乾わきを待っているところです。今朝見ると、表面は固くなっていますが、まだまだです。12,600年の悠久を思うとき、1か月の時間は須臾(しゅゆ)にも満たないものです。

このところ毎日載せているムマイタケを今日もご紹介します。なにやらそれらしくなってきています。



2011/10/07(金) 18:07