
早朝から降ったり止んだりです。時折つよく降ります。昨晩の十五夜に続いて十六夜(いざよい)を拝むのも無理のようです。十七夜を期待することになります。少し涼しいです。時々薪(まき)ストーブに火を入れます。
「弁当箱づくり」が架橋を迎えています。今回は、箱の外側は黒の拭き漆、そして内側は朱漆にするプログラムです。同時進行が難しいことから、初めに外側を塗ります。これまで4~5回塗り重ねています。
その後、内側の朱漆を塗り、更に全体に拭漆(ふきうるし)を施します。それも数回です。拭き取った漆が乾わくに要する時間はほぼ一昼夜です。実に長丁場の世界です。おそらく、そのことが拭漆を貴重なものにランクさせる所以(ゆえん)なのかも知れません。

まだまだ不十分ですが次第にそれらしくなってきているようです。作業の方向は見出したようです。今後は、全体にこの拭漆を続けるだけのようです。
他方、「蒔絵(まきえ)」を試みた「筆箱づくり」も終盤です。尤も、この「蒔絵」はどうみても蛇足(だそく)であったようです。そのことを認識しながらも、昨日、その下拵え(したごしらえ)を終えます。今日はその後始末です。
「蒔絵」は接着力のある漆に金粉を付着させる方法です。しかし、それだけでは不十分です。その付着した金粉を定着させる必要があります。それは、蒔(ま)いた金粉の上を更に漆で覆(おお)うことで解決するようです。

「生漆(きうるし)」で覆われた金粉は当初の輝きを失います。渋い色彩に変化します。これもまた捨て難いものです。しかし、この渋さは時間の経過とともに輝きを増してくる筈です。それもまた善しです。
昼前、外出します。久し振りにお会いする方々は皆さんお元気です。