
「園芸事情」・・・秋葵
落ち着いた曇り空です。午前中は情報交換です。実は、たくさんの来客があります。それも、一人ずつ期せずしてお出でになります。いつもお世話になっている友人の皆さんです。
さまざまな情報に触れます。なかんずく、キノコ(茸)についてです。『昨日行ってきました。気配はまったくありませんでした。』、また、『私は今朝行ってきました。毒キノコの姿もありませんでした。』、と口々に云います。
実は、昨日お会いしたS氏も同じことを言っていました。やはり、『出るときには毒キノコでも何でもグジャグジャあるものですが、今年は気配すらもありません。異常です。』と言っていたのです。
6月から全く雨の無い晴天続きでした。ここ数日の雨では乾燥しきった山が復元するには無理のようです。
思い出してみると、昨年のマツタケ(松茸)は異常なほど大豊作でした。あるいは、マツタケ自身が今年の水不足を予知していたのかも知れません。
それでもキノコは予定に入っている秋の恵みです。復活を祈るばかりです。
庭ではオクラが咲き始めています。まだ小さいものです。それでもドキッとするインパクトがあります。いわゆる草花ではない野菜が堂々とした花をつけることに違和感があるほどです。
いただいた苗を植えたのは春です。しかし、植えて間もなく殆ど朽ちたと思っていました。それが今になって花をつけています。
夏に強い、という触れ込みでした。ということは、寒さに弱い、ということのようです。奥州最北端の春では、単純な地植えで健やかな成長を願うのは無理のようです。
写真は昨日のものですが、今日の昼に見ると萎(しぼ)んでいます。オクラは明け方に咲いて日中には閉じるようです。もう少し観察を続けるつもりです。このオクラの原産はアフリカのようです。英語では「Okra」と表現しています。日本のオクラはこの英語を真似たようです。
よく解からないことがあります。和名が「秋葵(あおい)」であることです。この名前からは、源氏物語に登場していても可笑しくないニュアンスが伝わってくるのです。
しかし、実際には、このオクラが国内に上陸したのはつい先日の明治時代のようです。更に、一般的な市民権を持ったのは、ここ数十年前です。クラシカルな「秋葵」の名前の雰囲気と一致しないところが面白いです。
話は飛びますが、この「秋葵」に似たニュアンスに「秋桜」があります。コスモス(Cosmos)です。これも英語です。そして日本に伝わったのも、「Okra」と同じく明治の初期のようです。命名にはやはり共通点があったことになります。
それにしても、開国後、僅(わず)か120~30年で全国津々浦々(つつうらうら)に浸透したことに驚きます。是非のほどはよく解かりませんが、その伝播(でんぱ)力は凄(すさ)まじいものです。
「工房事情」・・・頓珍漢
午後は工房活動です。依頼されている急ぎの仕事があります。形は小さいものの、結構な時間を要する作業です。特に、「面取り」と、その後の微修正には一日がかりです。
「面取り」は角張った部分を削除して鋭さを消去することです。これにはトリマーを使っています。ビットは「坊主面」です。ほんの少しだけ消去することを「糸面」というようです。これはカンナ(鉋)を使うとき、その削り屑(くず)が糸のようになるからのようです。
その「糸面」であっても、加工前と後とでは全く雰囲気が違うものです。しかし、これだけでは不十分です。仕上げは手作業です。この手作業に時間を要します。コツコツとした単純作業です。当然のように助手が助っ人です。1人で費やす半分の時間で終えることが不思議です。
話は飛びますが、便利な電動工具ですが困ったこともあります。先日、「自在錐(きり)」の刃がブレイクしました。その替刃を捜していました。ところが、ホームセンターには自在錐本体はあるのですが、肝心の替刃は置いてはいないのです。
友人には、『そもそも替刃は存在しないのではないか。』、と云われる有様です。しかし、先日、ついに発見しました。遠方のホームセンターにありました。本体の自在錐のコーナーに置いています。当然のこととして納得します。
不思議なのは、ベルトサンダーもそうです。本体はあるのですが、それに合うサイズのサンダーを扱っていないのです。素人には欲しくても手出しのできない商品に設定されているところが今の奥州最北端です。
とはいうものの、余りにも頓珍漢(とんちんかん)極まりない商売根性です。少し腹立たしくもなります。機会があったら、この現状を社長のN氏にお話するつもりでいます。
2011/08/24(水)
18:39