終日のシトシトとした雨です。ながい間水不足に窮していた庭も生き生きとしています。シドケ(モミジガサ)が咲いています。とはいうものの、この花の盛りがよく解からないでいます。

最初に白い筒状が伸び、その先端に白い放射状の触覚のようなものが出ます。更に、その先端がやや黒っぽく色づきます。それぞれに風情があります。

エーデルワイス(Edelweiss)もそのようです。言葉を直訳すると「高貴な(気高い)白」だそうです。しかし、テレビで見る範囲では純白ではなさそうです。


今朝もまたO下駄屋さんにお邪魔します。ご婦人用の「下駄(げた)」の鼻緒(はなお)をいただくためです。お忙しい中、前回よりも詳しく手ほどきしてくださいます。

自作2号をみた奥さんが『これは日和下駄(ひよりげた)ですね。』と言います。実は、「日和下駄」の名前はしっていましたが、自分で使うには自信のない言葉でした。

一般的には「雨天用の下駄」のようです。しかし、「日和」には「良い天候」の意味がありそうです。諺(ことわざ)の『待てば海路の日和あり』は、「辛抱強く待っていれば、必ず航海に適した良い天候になる。」と訳されるようです。

雨天時に、下駄の先端に爪皮(つまかわ)をつけて用いる下駄を「日和下駄(ひよりげた)」としている根拠が理解できなかったのです。

O下駄屋さんでたくさんの種類の下駄を紹介されました。帰宅後、何でも知っているWEBにお尋ねしてみます。驚きます。

足駄(朴歯の高下駄)、山下駄、吉原下駄、露卯(ろぼう)、柳下駄、馬下駄、駒下駄、桐下駄、小田原下駄、外方(げほう、下方)下駄、助六下駄、右近下駄、日和下駄、利久下駄、吾妻下駄、鉄下駄、高下駄、厚歯、田下駄、一本歯、八ツ割(ヤツワリ)等々です。


聞いたこともない名前もあります。しかし、半世紀前のご年輩の皆さんにはおそらくポピュラーであったものらしいです。爪皮にしてもそうです。今は死語にちかくなっているようです。失われつつある勿体無い文化です。

結局、「日和下駄」は、その「日和」の意味どおり、もともとは晴天に使用されたもののようです。歯は足駄よりも低く、差歯であったそうです。

それがやがて雨天に使われ出します。しかし、昔の名前がそのまま残ってしまったようです。凡人が理解できないのも無理からぬことです。小学校では教わった記憶の無いものです。

2作目はその雨に日に使う「日和下駄」ということになります。ご婦人用です。赤い鼻緒を選びます。しかし、店の「日和下駄」を見せていただくとニュアンスが違っています。聞くと、『日和下駄の歯は薄くつくられています。台とは違う硬い木を使います。』と教えて下さいます。


その歯は第2号の歯の半分ほどの厚さです。単純な差し歯です。台をぶ厚くすることで頑丈(がんじょう)さと固定を成り立たせているようです。

ここまで踏み込んだ以上は薄い歯の日和下駄に挑戦したくなります。またまた新しい課題の出現です。工房にあるのはケヤキ(欅)です。何とか工夫するつもりです。

参考資料を持たないで、心もとない記憶だけをたよりに始めた「下駄づくり」でした。簡単な筈が大変なことになってしまったようです。少し頭を冷やすことにします。


鼻緒をいただいた折り、『私のつくったものです。』とたくさんのパプリカとナス(茄子)をいただきます。巨大でした。我が家のプランターに生っているものと比べると、ピーマンは5~6倍、ナスは20倍ほどの大きさです。驚きます。

尤(もっと)も、パプリカは「ジャンボピーマン」ともいわれています。それにしても大きいです。ナスは「京ナス」なのかも知れません。


涼しい日でした。しかし、体と意識にはまだ先日までの余韻が残っています。相も変わらず、上半身はノースリーブです。適応能力も鈍ってきているようです。

2011/08/18(木) 18:09