草が大分繁茂しています。早朝は河原の草刈です。大事に育てているものの多くは、一度刈ると復活することは少なく、逆に、歓迎したくない草は2週間ほどで再生します。不思議な逞(たくま)しさです。

今日はその懸念が現実になります。スイカです。草の中に埋まっていたツル(蔓)を刈ってしまいました。収穫にはまだ2週間もある筈のものです。

再生不能です。未成熟らしいものの、暫(しば)らく縁側に置いて眺めてやることにします。


今日も、今夏最高の暑さを更新したようです。工房では5分を持続することが限界です。滝のような汗に見舞われます。室内で30~40分涼み、また工房に入ります。遅々とした捗(はかど)りです。しかし、楽しいです。

当面する課題が「下駄(げた)」づくりです。話は飛びますが、フォルクローレを中南米の民族音楽と訳すのが一般的のようです。しかし、正確?には、それぞれの国や地域に根ざした文化の意味があるそうです。

半世紀ほど前、中南米のフォルクローレを日本の奥州最北端に紹介した方がいます。「セニョール・TAKENAMI」です。彼自身もアルゼンチンやウルグアイ等を回ったほどのタンゴファンです。

また、エトワルドファルー、フロリンドサッソーネやアタウアルパユパンキ等の演奏会では司会をしていました。ユパンキと聞いても今は知る人は少ないようです。

しかし、10年ほど前、ユパンキの名前の店を発見しました。軽食喫茶です。嬉しくなって、オーナーとつい話し込んでしまった記憶があります。

南米のお土産に「ウナペソ(半ペソ)」のコインをいただいた記憶があります。50年も前のことですが新鮮な記憶として残っています。

さて、「下駄(げた)」もまた残しておきたい日本のフォルクローレです。勿論、初めての挑戦です。一般的には「桐(きり)下駄」です。しかし、今回は、当然のように青森ヒバにします。

手始めは自分用です。毎朝通う温泉まで履くものです。多少ゴツいものにしたいところです。今はみかけることの無くなった「アシダ(足駄)」です。一般的には「南州下駄」といわれているものです。可能な限り単純につくるつもりです。


しかし、いざつくるとなるとマゴつきます。小さい頃から馴染(なじ)んでいるものの、2枚の歯の位置関係が曖昧(あいまい)です。

即、普段使っている現物を観察してみます。意外な場所についています。そして簡単な設計図をつくります。とはいうものの、メモ程度です。歯のホゾに対してのホゾ孔の位置だけは記録の必要があります。

昔は睨(にら)んだだけで頭に入っていたものです。衰えた観察力と記憶力の仕業とはいうものの驚くほど鈍くなっています。メモ無しでは3回も5回も計測し直すはめになります。

今日はイントロダクションです。割れの入っている材での練習です。大雑把なカットだけは何とか終えます。


午後、福井県のH氏がお見えになります。いつものことですが、さまざまなヒントをいただきます。ご婦人用の下駄についてアイディアを出してくださいました。量販店では1足数百円で求めることのできる下駄です。その下駄に独自性を持たせるコツを心得ています。

前後して友人のT氏もお見えになります。クワガタ、カミキリ、カブトムシ等に話が及びます。実は、H氏もまた専門家です。さらに、その研究がキノコに関係しています。3人とも同じテーマを共有していることになります。不思議な出会いです。

因(ちな)みに『明日の早朝、様子を見てきます。雨が無いので心配です。』、とT氏が言います。マツタケです。今年も期待したいところです。


昨日、メールが届きます。九州熊本のN氏です。3年前、「ボナセレナこんばんは」の歌詞を教えてくださった方です。

この歌は昭和38~9年頃放送されたNHKのドラマの「二つの橋」の主題歌です。不思議なことに知っている人の殆ど居ない歌です。何でも知っている、といわれるWEBでさえも検索できなかった記憶があります。

因みに、今でも、「ボナセレナこんばんは」を検索するとこの「kuroob's web site にようこそ」が浮かんくるほど、誰からも注目されていないテーマです。その折にご指導をいただいたN氏です。

やはり「ボナセレナこんばんは」を知っている方です。彼もまた定年退職の年齢です。ヨットをつくっているそうです。誰もが憧(あこが)れるものの、多くが諦めざるを得ない夢の世界です。

是非成功し、日本一周、そして大陸までも航海していただきたいところです。

2011/08/13(土) 19:01