「園芸事情」・・・道真

東風(やませ)が続いています。東の太平洋側から流れ込む冷たい風のことです。昨晩の花火大会で、山や海岸付近に居た皆さんは相当寒かったようです。

午後、発信源であるその東方に向かいます。出発地は26℃でした。それが10分も走らないうちに20℃に変化します。驚くばかりです。

外出の目的は「梅」の確保です。実は、昨日、友人のT氏から200個ほどの梅をいただきました。熟れた梅です。即、「梅干(うめぼし)」づくりへの挑戦を決意します。

梅の木が庭にあった頃は毎年つくっていました。その味で育ったことから、どうしても市販のものは不得意だったのです。微妙な何かが関係しているようです。

どうせつくるのであれば、ということで更に5kgほどを追加することにします。奥州最北端とはいえども、梅の時期は終わりかかっています。2週間ほど前には処狭しと並んでいましたが、今日はほんの10袋ほどです。シーズンを終えようとしているようです。滑り込みセーフです。

梅干用には熟したものを使うようです。不思議なことに、未熟な青い(緑の)ものよりも熟れた方が安価です。1kg150円です。5袋を求めます。

更に不思議なのは粗塩(あらじお)です。実は、この梅干は粗塩で漬(つ)けることで美味(おい)しくなるのだそうです。ところが、その価格は精製されたものの2.5倍ほどです。

手を掛けたものよりも、そうでない方が高額なことがわかりにくいです。よく解かりませんが、「粗塩風の輸入塩」なのかも知れません。


だとすると関税の所為(せい)でもありそうです。はっきりとは思い出せませんが、半世紀も前の漬物時期には、この粗塩がカマスに入っていたほどの庶民性があったようです。よく解からない世界に突入しているようです。

よく解からないオマケが「東風」です。菅原道真(みちざね)さんが歌った『東風(こち)吹かば匂いおこせよ梅の花・・・』があります。

その「東風(こち)」は豊かな恵みをもたらす暖かい風のようです。他方、処変わっての奥州最北端では、「東風(やませ)」は不作の代名詞とされています。

その「東風」の吹く中、道真さんが触れた「梅」を求めて彷徨(さまよ)ったことになります。何となく因縁めいています。


「工房事情」・・・長崎

昨日つくった「台」を追加することにしました。これは重量のある器械を載せるためのものです。頑丈(がんじょう)でなければ役に立たないものです。見てくれは全く無視しても良いものです。

構造は、今日も昨日と同様になります。一般的ではないものの、実際に使ってみて納得しているものです。しかし、昨日と全く同じではなく、棚(たな)を設けることにします。必然的に、鏡板(左右の脚の補強材?)の位置を変えてやります。

この棚は、そのツールに係わる細々(こまごま)としたものの置き場所のつもりです。スパナ、レンチ、ゲージ等です。少し面白くなってきます。


天板の厚さは1寸ほどですが、脚材は3寸5分です。相当にゴツいです。数百キロの荷重に耐えます。単純な構造ですが、実際には加工に手間取ります。

昨日はチェンソーを使いましたが、今日はスライド丸鋸(まるのこ)に変えます。切断面が綺麗なのです。しかし、流石(さすが)に3寸5分を一回で処理するには無理があります。

表裏に刃をあてることになります。しかし、その際の刃の位置は前回と全く同じ位置でなければ目違い(段差)が生じます。ややデリケートな世界です。

昼前、Z氏から電話があります。『やっと見つけました。長崎にあります。』、ということです。これは今つくっている台に載せる主人公です。東北の倉庫は3.11の津波で全滅しました。担当者が必死で探した末の情報です。

話は飛びますが、長崎には数度お邪魔したことがあります。地理的には曖昧ですが、坂道が多かったようです。起伏の道路では自転車にはきつく、バイクの普及率が全国一位だった筈です。

ハウステンボスで求めた船具のランタンは今でも工房にあります。蝶々夫人の楽譜を見た記憶も残っています。懐かしい思いとともに恐縮の感一入(ひとしお)です。

表面には現れないものの、5ヶ月になんなんとする今でも、実際にはまだまだ尾を引いているようです。当初は誰も想像していなかった牛が、今になって表面に出ています。

そして、当初、誰も予測しなかった果物が今になって取り沙汰されています。初めから解かりきっていたことだけに、権力を握る立場に更に疑問が募ってきます。


夕刻、K社長からご案内をいただきます。明日の夕刻の湖畔のパーティーです。実は、明日からねぶた祭りです。これまでのホタル狩のご案内や志功の紹介等の時間帯に空白時間が生じたことによります。

2011/08/02(火) 19:44